枝物の飾り方と長持ちさせる水揚げ方法|初心者でも簡単にできるケアのコツ

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【執筆者】中島大輔(WOOTANG代表)【最終更新日】2025年12月8日

季節の移ろいを部屋に取り入れたい。そんな願いを叶えてくれるのが「枝物(枝もの)」です。園芸店やネットで手に入る枝ものは、ちょっとした手間と正しいケアで驚くほど長持ちします。鐘型のピンク色の花が愛らしい「サラサドウダン」や、季節によって葉の色が変わる「ヒメミズキ」など、その美しさは空間に新たな息吹を与えてくれるでしょう。

この記事では、枝物を最大限に美しく見せる高さの調整方法、水揚げのコツ、長持ちさせるための日々のケア方法まで、初心者でも始められる枝物の楽しみ方を詳しく解説します。自然の彩りをあなたの暮らしに。

1、材料の準備

枝物,枝もの

お好みの枝ものと器を用意しましょう。

枝ものは園芸店やネットショップなどで1年中、購入できます。
特に春から夏にかけては、新緑が美しいものが多く出てくるので、枝ものを初めて飾る方にはおすすめの時期です。

ドウダンツツジ,サラサドウダン,枝もの, 枝物

今回は、ドウダンツツジの仲間である「サラサドウダン」を購入しました。

サラサドウダン,ドウダンツツジ

鐘型のピンク色の花が可愛らしい植物です。

ヒメミズキ,枝物,枝もの

もう一つは「ヒメミズキ」です。

ヒメミズキ, 枝物Vase

別名ヒュウガミズキとも呼ばれ、ハート型の葉は季節によって、黄緑、緑、赤と変化します。

枝物Vase

器は、WOOTANGで販売している「枝物Vase」のShortサイズ、Tallサイズを使用します。

コンクリートの台座が付いているため転倒を防止でき、台座は、ガラスの器と取り外し可能です。

2、枝の高さを調整する

枝物,枝もの

次に、枝ものの高さを調整していきます。

枝ものがバランスよく見える理想の高さは、器の高さの2倍から3倍程度が目安です。

枝ものが長かった時は、切れ味の良い剪定鋏で枝をカットしましょう。

枝物,枝もの

切り口の近くに、小枝などがあったら、それもカットしてください。

枝物,枝もの

枝をカットしたら、再度、器に入れて、枝ものと器の高さのバランスを確認しましょう。

今回、tallサイズの器に対して、サラサドウダンを2.5 倍の高さに調整して生けてみました。

枝物,枝もの

同様に、shortサイズの器に合わせて、ヒメミズキの高さを調整していきます。

こちらも器の高さの2.5倍程度の高さにしてみました。

3、水揚げ

水揚げ

次に、水揚げをします。

買ってきた枝ものは、十分に吸水していない可能性があるので、水揚げをすることで、枝や葉に水を行き渡らせます。

水揚げ,枝物,枝もの

まず、切り口の部分を、剪定鋏で斜めに切ります。

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こうすることで、断面の水に触れる面積が増えるので、吸水しやすくなります。

水揚げ,枝物

さらに、剪定鋏で断面に切り込みを入れることで、吸水力をアップさせます。

枝物,枝もの,水揚げ,

切り込みは、断面の縦と横の十字に入れましょう。

水揚げ

次に、切り口付近の皮をカッターで削っていきます。

枝物

皮をつけたまま長時間、水に浸けておくと、皮がふやけて濁りの原因になるので、切り口付近の皮は綺麗に取り除きましょう。

枝物,枝もの,水揚げ

新聞紙などの紙の上に、枝ものを置いたら霧吹きで葉っぱにたっぷりと水をかけます。

この時、下に敷いた紙にもたっぷりと吸水させてください。

水揚げ,枝物

次に、濡れた紙で枝ものを包みます。

こうすることで、枝ものに外側からも潤いを与えます。

枝物,水揚げ

水をたっぷりと入れた器に、紙を巻いた状態のまま枝ものを入れ、直射日光の当たらない場所で、半日程度、吸水させます。

4、枝を活ける

枝物

半日、吸水させたら、枝ものを器に活けていきます。

枝物

器の中に入れる水の量は高さ15〜20cm程度を目安にしてください。

枝物

この時、水の中に、キッチン用の漂白剤を2〜3滴入れると、バクテリアの増殖を抑えられ、水の濁りを防止できます。

ただし、小さい子どもやペットがいる家庭では、漂白剤は使わずに、こまめな水替えで濁りを防止する方がよいでしょう。

枝物

水をいれたら、枝ものを器に活けていきます。

事前に、枝ものの高さの調整をしたので、バランス良く活けることができました。

枝物

最後に、器の口元に密集している小枝などはすっきりさせるため、剪定鋏でカットします。

枝もの

また枯れている葉っぱなどもカットしてください。

枝物

もし、枝ものが横に広がってしまい、なかなかまとまらない時は、輪ゴムを使うのをおすすめします。

枝物

ちょうどいいバランスのところで、枝ものを輪ゴムで留めて固定すると、器の中でも形をキープすることができます。

枝もの

また、枝ものを立たせたいのに、斜めに倒れてしまう時、セロハンテープを使用すると良いでしょう。

枝物

枝物

セロハンテープを器の端から端に貼ることで、枝物がセロハンテープに引っかかり、綺麗に立たせることができます。

5、完成

枝物,枝もの

枝ものの完成です。

直射日光の当たらない、明るい場所で育ててください。

6、日々のケア

枝物

長持ちさせるためのケア方法です。

枝ものは2〜3日に1度、器をよく洗って、中の水を交換してください。

枝物

この時、切り口付近に付いているぬめりなどもよく洗い落としてください。

次に、切り口から2〜3cmのところで斜めにカットして、再び、十字の切れ込みを入れます。

水替えの時に、常に切り口を新しくすることで、吸水しやすくなります。

枝物

水の濁りを防止するため、再度、カッターで皮を削り取りましょう。

こうした水替えとケアをすることで、枝ものがしっかりと水を吸水し、いきいきとした状態で、長持ちしやすくなります。

枝物

また、エアコンをつけている部屋は乾燥しがちになるので、葉水を定期的にすると、葉っぱの乾燥防止に効果的です。

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枝ものがあるだけで、お部屋に四季折々の表情が生まれます。器の高さの2~3倍という理想的なバランス、切り口を斜めにして十字に切れ込みを入れる水揚げの工夫、漂白剤を数滴入れた水での清潔なケア。そして2~3日に一度の水替えと切り口の更新が、枝ものを長く楽しむ秘訣です。乾燥しがちな室内では葉水も忘れずに。困ったときは輪ゴムやセロハンテープといった身近なアイテムで形を整えられます。季節の移り変わりを身近に感じられる枝もの。今日からあなたも、自然の息吹を暮らしに取り入れてみませんか?

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この記事を書いた人

WOOTANG代表/植物アーティスト。植物をもっと身近に気軽に育てて欲しいという想いから2020年に水だけ育てる観葉植物ブランド「 WOOTANG(ウータン)」を立ち上げる。その他「植物×アート」制作を行い、インテリア、空間デザイン、メディアなどを通して提案している。<プロフィールページを見る