
【観葉植物の水耕栽培】基本の育て方〜6つのポイント
Last Updated on 2025年3月21日 by 中島大輔
「観葉植物を育ててみたいけど、お世話が難しそう…」そんな初心者の方に朗報です!水だけで育てる「水耕栽培」なら、驚くほど簡単に緑のある暮らしを始められます。
本記事では、水耕栽培の基本となる6つのポイントを初心者にもわかりやすく解説します。適切な水の量、理想的な置き場所、週1回の簡単水やり、効果的な水替え方法、自然な葉の枯れへの対処法、そして肥料の扱い方まで。これさえ押さえれば、アグラオネマやモンステラなどの人気植物も水だけでぐんぐん育ちます。毎日の水やり不要で旅行中も安心!植物との暮らしを手軽に始めてみませんか?
1、水の量
観葉植物を水耕栽培する時は、根がしっかりと浸かるまで水を入れてください。
この時、茎の部分は水に浸からないように注意してください。
2、置く場所
直射日光の当たらない明るい場所に置いて育てましょう。
直射日光が水に当たると水温が急上昇して根腐れすることがあるので気を付けてください。
3、水やり
毎日の水やりは不要です。
週に一度、減った分の水を継ぎ足してください。
季節によって植物が水を吸い上げる量が異なるので水切れしないように注意してください。
4、水替え
2〜3週間に一度、器の水を全部交換してください。
器の汚れをよく洗い落としましょう。
この時、流水をかけながら根もよく洗ってください。
古くなって腐った根をしっかりと洗い流しましょう。
5、葉の枯れ
植物の新陳代謝の一環(自然現象)として、一番下の葉が黄色くなって枯れることがあります。
(アグラオネマ、モンステラは特に、定期的に一番下の葉が黄色くなる傾向があります)
黄色くなった葉は元には戻りませんので、ハサミで枝元からカットしてください。
葉先が枯れてしまって、もし見かけが気になるようなら、枯れた部分をハサミでカットするとよいでしょう。
(ドラセナサンデリアーナ、ポリシャスフィリキフォリは、乾燥などで葉の先端が枯れてしまうことがよくあります)
6、肥料
観葉植物の水耕栽培では、基本、肥料は必要ありません。
(肥料なしでも、現状の大きさをキープできます)
もし大きく成長させたい場合は、スプレー式の栄養剤や肥料を月に1〜2回程度、葉っぱにかけてください。
(おすすめはハイポネックス「速効スプレー液」)
液体肥料(ハイポネックスなど)を水で1000倍程度に薄めてスプレーしてもよいでしょう。
水耕栽培は、植物初心者の強い味方です。根がしっかり浸かる程度に水を入れ、直射日光を避けた明るい場所に置くだけで、日々の管理は週に1度の水足しのみ。2〜3週間に一度の水替えで清潔に保ち、古い根を洗い流せば健康に育ちます。下の葉が黄色くなるのは自然な成長過程なので心配無用です。さらに肥料も基本的に不要という手軽さ。成長を促したい場合も、葉面散布で簡単にケアできます。この6つの基本ポイントを押さえれば、忙しい方でも植物のある癒しの空間を楽しめます。水耕栽培で、植物との心地よい生活を始めてみませんか?
【この記事を執筆した人】WOOTANG代表/植物アーティスト。植物をもっと身近に気軽に育てて欲しいという想いから2020年に水だけ育てる観葉植物ブランド「 WOOTANG(ウータン)」を立ち上げる。その他「植物×アート」制作を行い、インテリア、空間デザイン、メディアなどを通して提案している。
水だけで育てる観葉植物ブランド WOOTANG(ウータン)
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