豆苗・かいわれ・ブロッコリーを種から育てる方法【スプラウトの水耕栽培】
今回は、豆苗、かいわれ、ブロッコリーのスプラウトを種から水耕栽培で育てる方法を紹介します。種まきから2週間程度で収穫でき、水耕栽培のコツさえ覚えれば、とても簡単に育てられます。
1、材料の準備
・スプラウトの種(今回は豆苗、かいわれスプラウト、ブロッコリースプラウト)
・水耕栽培するためのガラス容器(今回はWOOTANGの器Sサイズを使用)
・キッチンペーパー
スプラウトの種は園芸店やホームセンターなどで購入できます。水耕栽培するためのガラス容器は、深さ10cm以上あればどんなガラス容器でも大丈夫です。ただし使用済みの空き瓶などを使用する場合、必ずキッチン用除菌スプレーなどでかけるか、煮沸消毒してください。
2、種まき(1日目)
4つ折りに畳んだキッチンペーパーの上に器を乗せて、マジックなどで底の外径を書き写します。
線通りにハサミで丸く切り取ります。
丸く切ったキッチンペーパーを器の中に入れ、全体が十分に浸かる程度、水を注ぎます。
キッチンペーパー全体に水が染み込んでいるのを確認したら、余分な水は捨てましょう。水が多すぎて種が水没してしまうと発芽しにくくなります。
吸水させたキッチンペーパーの上にスプラウトの種をまきます。この時、雑菌が付くのを防止するため種を直接手で触らないように注意しましょう。
器を揺すって、種が重ならないように隙間なく広げてください。
タネを入れたガラス容器はダンボール箱などをかぶせて光が入らないように遮光します。このまま芽が出るまで3日ほど置いておきます。途中でキッチンペーパーが乾いているようなら、スプーンなどで水を少し回しかけてください。
3、かいわれスプラウトと豆苗の根洗い(3日目)
3日後、かいわれスプラウトが発芽しました。豆苗からは白い根が出始めています。ブロッコリースプラウトは変化なしの状態でした。
芽が浸かる程度の水を入れ、器を揺すって根をよく洗います。こうすることで、底に溜まった水の汚れや根の周りに付いた腐敗物などを落とします。
洗った水はしっかりと切って捨てましょう。スプラウトの水耕栽培を成功させるコツは、容器の中に水を溜めないことです。水が溜まっていると雑菌などが湧いてしまい、スプラウトが腐ってしまうことがあります。そのため、水は溜めずにキッチンペーパーが吸水している水だけで育てることを意識しましょう。
この根洗い(兼 キッチンペーパーの吸水)は、収穫するまでの間、1日1回行ってください。
4、ブロッコリースプラウトの水やり(7日目)
7日目でようやくブロッコリースプラウトが発芽しました。
ブロッコリースプラウトは発芽した直後は根がとても貧弱なので、根洗いはせずにスプーンなどで1日1回、水を回しかけてください。
豆苗とかいわれスプラウトは1日1回の根洗いを続けて、引き続き遮光しながら育てましょう。
5、緑化(12日目)
スプラウトがぐんぐん成長してきました。このくらいの大きさになったら、太陽の光を当てて収穫準備に入ります。
豆苗の収穫目安は15〜20cmくらいです。
かいわれスプラウトは10〜15cmほどが収穫の目安になります。
ブロッコリースプラウトは10㎝前後が目安になります。
収穫の前に2日間程度、太陽の光を当ててスプラウトを緑化させます。スプラウトは太陽の光が当たることで葉緑素を作り出し、葉が緑色になって、栄養素も高まります。
※緑化の間も1日1回の根洗いは続けてください。
6、収穫(14日目)
太陽の光を2日間当てたら、葉の全体が緑色に変化しました。
茎の部分も若干緑色に変化して、双葉がしっかりと開きました。
豆苗は器から取り出し、根元を3cmほど残して、ハサミで切り取ります。
豆苗は根元を残しておくと2〜3回は再生するので、再度、水耕栽培で育てましょう。
ブロッコリースプラウトとかいわれスプラウトは1回しか収穫できないので、根元ギリギリの部分をハサミで切り落とします。
2週間でこれだけの量のスプラウトが収穫できました。とても簡単なので、ぜひ皆さんもスプラウトの種の水耕栽培に挑戦してみてください。