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【レタスの水耕栽培】リーフレタスを種から育てて収穫する方法〜100均グッズを使った水耕栽培キットの作り方も紹介
Last Updated on 2025年3月12日 by 中島大輔
新鮮な野菜を自分で育てる喜びを味わってみませんか?「植物を育てるのは難しそう…」「場所も時間も必要そう…」と思っているあなたに、驚くほど簡単なリーフレタスの水耕栽培をご紹介します!100均グッズだけで作れる栽培キットと、たった一つのコツで、種まきから始めて3回も収穫できるんです。
土を使わないから部屋も汚れず、水を足すだけの簡単なお手入れ。窓辺の小さなスペースで、みずみずしいサラダ用レタスが次々と育ちます。市販のレタスとは比べものにならない、採れたての風味と食感、そして「自分で育てた」という満足感は格別です。今回は「ガーデンレタスミックス」という色とりどりのリーフレタスを育てる、種まきから収穫までの全工程をご紹介します。
1、材料を用意する
【材料の紹介】
・リーフレタスの種(「ガーデンレタスミックス」と言ういろいろな種類のリーフレタスの種が入ったもの)
・500mlのプラスチック容器
・2層になっているキッチン用スポンジ
・アルミホイル
種以外は100均ショップで購入しました。500mlのプラスチック容器は100均ショップのSeriaで販売している「PETジャーボトル550ml」という商品がおすすめです。
2、水耕栽培キットの作成
まず、キッチン用スポンジを、容器の口の大きさに合わせてカッターで切ります。
次に、スポンジの固い層(緑の層)の方に、1cm程度の間隔になるように線を3〜4本引きます。
縦と横に線を均等に引いたら、定規でスポンジを押さえて、この線に沿って、固い層(緑の層)の部分のみカッターで切れ込みを入れていきます。
この切れ込みに種を植えていくので、切れ込みの深さが浅くなったり、深くなりすぎないように、固い層の部分のみを切り離すのがポイントです。
種を植え込む前に、スポンジにたっぷりと水を吸収させておきます。
3、種まき
リーフレタスの種をスポンジの切り込みにまいていきます。
種はなるべく重ならないように切り込み全体に均等にまきましょう。
次に楊枝を使って、種を切り込みの中にしっかりと押し込んでいきます。
種がスポンジの中に入っていないと発芽しなくなるので注意しましょう。
プラスチック容器の中に水を入れます。
種をまいたスポンジをセットします。(スポンジの固い層が、容器の口に引っかかり落ちなくなります)
スポンジが常に水に触れた状態になるように、水の量を調整してください。
水を入れたら容器の周りをアルミホイルで覆います。
アルミホイルで日光を遮断することで、水温の上昇や藻の繁殖を防ぐことができます。
※収れん火災(光の反射による火災)の予防のためにもアルミホイルは必ずまきましょう。
4、水耕栽培スタート
日当たりの良い屋外に置いて発芽させます。
種にとっては、日光が発芽のスイッチになるので、直射日光をたっぷりと当てましょう。
3〜4日経過したら、どのくらい水が減ったかをチェックして、減った分の水を継ぎ足してください。
水が減る量は季節によって異なるので、スポンジが常に水に浸かるように調整しながら、週に1〜2回、水を継ぎ足しましょう。
5、種まきから3週間後
3週間後、レタスが発芽し、5〜6cmの大きさまで成長しました。
このくらいの大きさになったら、葉1枚1枚にしっかりと日光が当たるように、込み入った部分の葉を間引いていきます。
根っこの状態を見てみると、スポンジを突き破ってレタスの根が出ていました。
この状態になったら、養液で栽培していきます。
6、養液づくり
養液とは、水耕栽培用の肥料を混ぜた水のことで、リーフレタスを大きく成長させたい時は、養液で育ててください。
今回は、2液型の「ハイポニカ液肥」を使用しました。

ハイポニカ液肥は、水耕栽培では500倍に薄めて使用するので、水500mlに対して、肥料をそれぞれ1mlずつ入れていきます。
養液を作ったら、栽培用の容器に入れていきます。
3〜4日に1度、養液が減ったら、水を継ぎ足してください。また、1週間に1度、養液は全部捨てて、新しい養液と交換しましょう。
7、種まきから5週間後
5週間後、リーフレタスが10cmほどまで成長しました。
これくらいの大きさになったら1回目の収穫をします。
8、収穫(1回目)
水耕栽培のリーフレタスの収穫では、次の収穫のために根元を1cm程度残して切るのがポイントです。
1回目の収穫の時が一番、葉が柔らかいのでサラダなどで食べると最高です。
1回目でこれだけ収穫することができました。
次の収穫のために、光合成をするための葉を少し残した状態にしておいて水耕栽培を続けましょう。
9、種まきから8週間後(1回目の収穫から3週間後)
再びリーフレタスが10cm程度の大きさまで成長してきました。
3週間前の1回目の収穫の時と同じくらいの量です。
10、収穫(2回目)
再び、リーフレスを収穫していきます。
2回目の収穫では、1回目と比べて、リーフレタスが若干固くなっていました。
とはいえ味は変わらないので、サラダなどで美味しくいただきました。
葉っぱを少し残した状態にして水耕栽培を続けてみます。
11、種まきから11週間後(2回目の収穫から3週間後)
2回目の収穫からさらに3週間後、リーレタスが成長してきました。
成長のスピードが遅くなっているので、3回目が最後の収穫になりそうです。
リーフレタスの水耕栽培が、思ったよりずっと簡単に始められると感じていただけたでしょうか。100均の材料と少しの手間で、わずか5週間後には最初の収穫を迎え、その後も3週間ごとに新たな収穫が楽しめるサイクルは、忙しい現代人にもぴったりの家庭菜園です。
水耕栽培の最大の魅力は、その手軽さ。土を使わないので部屋が汚れる心配がなく、虫の発生も少なく、アパートやマンションでも気軽に始められます。週に1〜2回の水やりと、1週間に1度の養液交換という簡単なお手入れで、ぐんぐん育つリーフレタスの姿に、きっと癒されることでしょう。
100均ショップの身近な材料と、ちょっとした好奇心から始まるこの水耕栽培。自分で育てて収穫する喜びは、料理への意欲も高めてくれるでしょう。まずはリーフレタスから始めて、慣れてきたらほかの野菜やハーブにも挑戦してみてはいかがでしょうか?