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観葉植物の水耕栽培|おすすめの大型サイズの種類、水耕栽培で注意すべき点

水耕栽培で育てる観葉植物ですが、大型サイズも水だけで栽培することは可能です。ただし、水耕栽培では植物のサイズが大きくなるほど、根腐れしやすくなることがあり、丈夫な種類を選ぶ必要があります。今回は、大型サイズでも水耕栽培でも育てやすい、おすすめの観葉植物、また栽培時の注意点を紹介します。

1、水耕栽培できる大型サイズの観葉植物10選

耐陰性(日陰にも強い性質)があり、お部屋で育てやすく、水耕栽培でも根腐れしずらい大型サイズの観葉植物をピックアップ!

①サンスベリア・ローレンチー

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黄色い斑模様が特徴で、別名「虎の尾」とも呼ばれるサンスベリアです。水耕栽培では、高さは50cmほどの大型サイズも栽培可能です。耐陰性があり、とても丈夫で水耕栽培で育てやすい植物です。
サンスベリア・ローレンチー(Lサイズ))

②ミリオンバンブー

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風水で強いパワーを持つ植物で「開運竹」とも呼ばれています。バンブー(竹)と言っても、上部は幹が曲がって柔らかい印象があるため、とてもスタイリッシュでどんなお部屋にもマッチします。バンブー類は水耕栽培で根腐れしにくい種類なので特におすすめです。
ミリオンバンブー(Lサイズ)

③アグラオネマ・マリア

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迷彩柄の美しい葉が特徴のアグラオネマ・マリア。耐陰性があり、比較的暗いお部屋でも育てることができます。根がとても丈夫なので、水耕栽培でも根腐れしにくく、水だけでどんどん成長していきます。春〜夏になると白い花が咲きます。
アグラオネマ(Lサイズ)

④モンステラ

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モンステラは熱帯性植物なので高温多湿に強く、水耕栽培にも向いています。ただし夏の間は根の先端などが腐りやすいため、水を少なめ(根が半分程度浸かる量)にすると非常に元気に育ちます。
モンステラ(Lサイズ)

⑤フィロデンドロン・インペリアルグリーン

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大ぶりの美しい濃緑の葉が特徴のインペリアルグリーン。サトイモ科であるフィロデンドロン類は、水耕栽培とも相性が良く、水だけで元気に育ちます。葉っぱが大きいので存在感がバツグンで、お部屋のインテリアグリーンにおすすめです。
フィロデンドロン・インペリアルグリーン(Lサイズ)

⑥アグラオネマ・ホワイトステム

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真っ白な茎と葉脈が美しいアグラオネマです。耐陰性が強く根が丈夫で水耕栽培で、とても育てやすい植物です。アグラオネマ・マリアは成長すると横に広がりますが、このホワイトステムは上に伸びていくので、すっきりした印象でお屋にスタイリッシュさを与えてくれます。
アグラオネマ・ホワイトステム(Lサイズ)

⑦シンゴニウム・コンフェッティ

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淡いグリーンの葉にピンクの斑点が可愛らしいシンゴニム・コンフェッティ。シンゴニウム類も水耕栽培しやすく、大型サイズを水だけで育てることができます。ただし、夏の暑さに少し良く、気温が高いと根腐れしやすくなるので、水の量を少なくして育てるのがポイントです。

⑧ガジュマル

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「幸せを呼ぶ木」と呼ばれ、沖縄では精霊が宿ると言われる縁起の良い植物です。ガジュマルは高温多湿に強く、非常に丈夫なので、水耕栽培で根腐れを起こすことがほとんどありません。土で育てたものを水耕栽培することも可能です。

⑨サンスベリア・バキュラリス

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剣のような尖った葉が特徴のバキュラリス。サンスバリア類は水耕栽培で育てやすく、特に大型サイズを育てたい方にはこのバキュラリスがおすすめです。水耕栽培に適している大型サイズは高さ50cmほどのもので、とてもスタイリッシュな見た目で人気の植物です。
サンスバリア・バキュラリス(Lサイズ)

⑩マドカズラ

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窓のような穴が空いた葉が特徴のマドカズラ(窓葛)。モンステラの仲間なので、水耕栽培とも相性が良く、大型サイズも水だけで栽培可能です。暗い場所や寒い場所で育てると葉の一部が黄色くなることがあるので、明るく暖かい場所で水耕栽培するのがおすすめです。
マドカズラ(Lサイズ)

 

 

2、観葉植物の水耕栽培の種類

観葉植物の水耕栽培ではさまざま栽培方法が可能ですが、現在、主流となっているのが以下の3つの方法です。

ハイドロカルチャー

ハイドロカルチャーとは(広義の意味では「水耕栽培」全般を指しますが)、日本では主に、ハイドロボール(ハイドロコーン)と呼ばれる植え込み材を作った水耕栽培の方法を指します。

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ハイドロボール(ハイドロコーン)は、粘土を高温で焼いて作られたボール状の軽石です。表面に小さな穴がたくさん空いていて、この穴に取り込まれた空気によって、水中でも植物の根に酸素を供給することができます。そのためメリットとしては、水の量をきちんと調整さえすれば根腐れしにくいので、初心者でも簡単に水耕栽培にチャレンジできます。一方で、器の中に藻や苔が発生した時など、ハイドロボールを全部取り出して洗う必要があるため、掃除に少し手間がかかります。

ハイドロカルチャーは、ハイドロボール以外では、天然鉱石のゼオライト、無菌用土のセラミス、炭、エコ杉を作った栽培方法があります。

スポンジ

園芸用や食器用など吸水スポンジを作った水耕栽培の方法です。

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スポンジだと水の吸水や保水に優れているので、水切れしにくいメリットがあります。しかもハイドロボールと同様、表面には無数の小さな穴が空いているため、酸素を根に供給してくれます。また、スポンジだとすぐに取り出せるので、お掃除のしやすさもメリットです。

水だけで育てる

観葉植物は、ハイドロボールやスポンジを使用せずに、水だけで育てることもできます。

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水だけで育てる一番のメリットは、そのインテリア性の高さです。ハイドロボールやスポンジなどの培地を使用しないので、ガラスの器の中で、水のきらめきや光の屈折、観葉植物の美しい根を見ることができます。透明感がありシンプルなデザインなので、植物の魅力を一層惹き立たせ、インテリアグリーンとしてどんなお部屋にも合わせることができます。

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水だけで育てるのでとても衛生的で、今まで植物を置くのを躊躇していたキッチンやダイニングテーブルにも、切り花感覚で飾って育てることができます。また、虫の心配もなく、水やりの目安もわかりやすいのもメリットです。

一方、デメリットとしては、培地を使わずに水だけで育てるので、根腐れしやすくなる点です。水だけで育てるインテリア植物ブランドWOOTANG(ウータン)では、長期間による栽培試験の結果、そのデメリットを解消し、水だけで育てても根腐れしにくい観葉植物の栽培に成功しました。現在では、室内で育てても枯れにくい約20種類の観葉植物の他、水だけで育てるサボテン、マイクロ蘭、などを販売しています。

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水だけで育てる観葉植物の育て方は、週に1度、減った分の水を足すだけ。あとは2〜3週間に1度、水を全部交換するだけなので、栽培がとても簡単で手間要らずです。水の量を多めに入れて置けば、1〜2週間程度の長期旅行などで家を空けていても問題ありません。

 

 

3、観葉植物を水耕栽培する時に注意すべき点

水耕栽培で植物を枯らしてしまう主な原因である「根腐れ」を防止するための方法を紹介します。

急激な温度変化に注意する

水の温度は気温とほぼ同じ温度になります。(気温25℃であれば水温も25℃)。そのため水耕栽培では、土で育てる場合と違って、植物が気温の変化を受けやすいことがあります。特に夏(7〜9月)の高温時期、冬(12〜2月)の低温時期は注意が必要です。

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夏の場合、30℃くらいまでは問題ありませんが、猛暑で35℃以上になると、根が弱ってしまい根腐れすることがあります。対策としては、なるべくクーラーなどで適温(28℃前後)の環境を保つこと。また、風が当たると水温も下がるので、風通しの良い場所に置いたり、サーキュレーターや扇風機の風を当ててあげると良いでしょう。また、気温の高い時期は、ミリオンAなどの根腐れ防止剤を使用するのも有効です。

また、観葉植物は熱帯地域原産のものが多いので、冬は10℃以下になると元気がなくなってしまいます。そのため、なるべく暖房などでお部屋の環境を15℃以上に保つと良いでしょう。また夜間は、窓辺には置かずに、少し離してお部屋の中央付近に置くことがポイントです。窓辺は、昼間は一番暖かい場所ですが、夜から朝方にかけては窓から冷気が伝わり、お部屋で最も寒い場所になりますので、冬の間は窓辺には置かないようにしましょう。

直射日光を長時間当てない

直射日光が長時間、器(水)に当たると、水温が一時的に急上昇してしまい、植物が根腐れしてしまうことがあるので注意しましょう。特に夏は、直射日光が1〜2時間当たるだけで水温が40℃以上になることもあります。窓辺に置く時はすりガラスやレースのカーテン越しに置いたり、窓から少し離れた場所に置くのがおすすめです。

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直射日光を避けると言っても、植物にとって成長するためには光(光合成)が必要です。必ず「明るい場所(窓があるお部屋)」で育てましょう。理想は窓から2〜3m離れた、太陽の間接光があたる場所(上の写真のような場所)です。

一般的に植物が成長するために最低限必要な明るさの目安は400lx(ルクス)と言われています。小さな文庫本の文字が問題なくスラスラ読めるくらいの明るさです。最近、光の強さを計測する無料アプリなどがあるので、それを使って計測してもよいでしょう。(下記のBlogの中の「日照不足を防ぐコツ」で光を計測するアプリの使用方法を紹介しています)

器に入れる水の量を気をつける

観葉植物の水耕栽培では、器に入れる水の量にも注意が必要です。

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水替えの時は、根の全体が水に浸かるように水量を調整して、茎の部分はなるべく水が浸からないようにしましょう。根の一部分が水に浸かってさえいれば枯れることはないので、少な目でも全く問題ないのですが、(特に成長期の春〜夏は)水切れを防止するためにも、根全体が浸かる程度、入れておくと安心です。

ただし、モンステラのように、植物によっては、根全体を水に浸けるよりも、半分程度、浸かっていた方が元気に育つ種類もあります。最適な水の量については、植物の種類や季節によっても異なりますので「根全体が浸かる程度の水量」を基本として、植物の様子を観察しながら調整してみてください。

 

水耕栽培は、基本のコツさえつかめば、植物初心者の方でも手軽に育てることができ、お部屋のインテリアグリーンに最適です。ぜひ、観葉植物の水耕栽培で、素敵なグリーンライフを楽しんでください。

水耕栽培の専門ブランドWOOTANGでは、さまざま水耕栽培植物をオンラインで販売していますので、ぜひサイトをご覧ください。

 

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