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ヒヤシンスの水栽培,チューリップの水栽培,球根の水栽培,球根の水耕栽培

ヒヤシンス・チューリップの水栽培(水耕栽培)の方法〜球根の購入時期や選び方、置き場所や育て方、発芽させるコツを解説

春咲き球根の代表格でもあるヒヤシンスやチューリップ。土で育てるのも良いですが、水栽培(水耕栽培)でも簡単に育てることができます。本日はヒヤシンス、チューリップに水栽培の方法を解説します。

1、球根を購入する(9月下旬〜11月下旬)

球根ですが、1年中購入できるようなイメージがありますが、春に咲く花(ヒヤシンスやチューリップなど)の球根は、秋に植える必要があるため、園芸店やホームセンターでは通常、9月下旬から11月下旬の2ヶ月間しか販売していません。

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春が近づいてきた2〜3月頃に、球根を買いに行っても販売していないので注意が必要です。また、人気の品種(特にヒヤシンスなど)は10月中に売り切れてしまうこともあるので、早めに購入するのをおすすめします。

水栽培で特におすすめな品種がヒヤシンスとチューリップです。球根自体が大きいため容器で水栽培もしやすく、開花する確率も高いので、球根の水耕栽培ではこの2種類がおすすめです。

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球根を選ぶ時のポイントは、ぷっくりと膨らんでハリがあって、重みがある球根を選ぶのがよいでしょう。大きくてハリのある球根ほど栄養が豊富なので、大輪の花を咲かせてくる確率が高まります。

また、水栽培では球根をガラス容器で飾るため、球根自体が見えてしまうため、できる限り傷が少なく綺麗な球根を選びましょう。11月下旬頃になると、球根に傷がつくことが多くなったり(店頭で長い期間置かれているため)、カビが付くことがつくことが多くなるので、なるべく早い時期に球根を購入するのがおすすめです。

 

2、冷蔵庫に保管する(10〜12月の2〜3ヶ月間)

球根を購入したら、年明け(1月上旬頃)まで、冷蔵庫に入れて保管しておきます。なぜ冷蔵庫で保管するかというと、球根に冷気を長期間あてることで、冬を擬似体験させて、発芽スイッチをONにする必要があるからです。これは球根の水栽培ではとても大切なことで、「春化処理」と呼ばれます。

冷蔵庫での春化処理の方法は、まず紙袋に球根を入れます(新聞紙などの紙で包んでも大丈夫です)。紙が適度に湿気を調整してくれるので、球根が腐らずに元気な状態で保管することができます。

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紙袋には、忘れないように「球根の種類」と「冷蔵庫に入れた日付」を記載しておくと良いでしょう。

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球根を紙袋に入れたら輪ゴムなどで縛って、冷蔵庫の野菜室で2〜3ヶ月、保管(春化処理)しましょう。野菜室は、冷蔵室よりも温度と湿度が高くて、鮮度を保つには最適なので、必ず野菜室に入れて保管してください。

ヒヤシンスの水栽培

<冷蔵庫で保管する時の注意事項>
球根には毒成分が含まれているので、誤って食べないように(お子様が手に取らないように)十分に注意してください。
◾️ヒヤシンスの球根・・・リコリンやシュウ酸カルシウムを含んでいるので、誤飲すると下痢や嘔吐、呼吸困難、腎不全などを発症
◾️チューリップの球根・・・ツリピンを含んでいるので、誤飲すると下痢や嘔吐、呼吸困難、腎不全などを発症

 

3、暗い場所で水耕栽培を開始して発根&発芽させる(1〜2月の1ヶ月間)

年明け(1月上旬)になったら、冷蔵庫から球根を取り出して、いよいよ水耕栽培を開始します。

水耕栽培をする前の準備として、チューリップに関しては、球根の皮を綺麗に剥きましょう。

チューリップの水栽培

皮がついた状態のまま水栽培をすると、球根自体が腐ってしまうことがあるため、皮を全て取り除きましょう。(ヒヤシンスの球根の皮は剥かずにそのままの状態で大丈夫です)

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球根を水栽培するための栽培容器(写真はWOOTANGで販売中の「球根Vase」)に球根を入れます。

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この時、水の量は球根のお尻部分(根が生えてくる固い部分)がわずかに浸かる程度、入れてください。球根自体が水に浸かってしまうと腐ってしまうことがあるので注意しましょう。

ヒヤシンスの水栽培

器に球根をセットしたら水栽培を開始します。屋外のなるべく暗い場所(ベランダの隅などの風通しの良い日陰になる場所)に置いて、根と芽が出てくるまでの約1ヶ月程度、水栽培します。

室内だと、この時期(1月)は暖房などでお部屋が暖かいため、十分な根が出てくる前に芽が伸びてしまい、花が咲かないことがあるので、必ず寒い屋外に置きましょう。また球根は、暗い場所の方が(土の中と錯覚して)根をたくさん出す傾向があるので、なるべく暗い場所で育てるのがおすすめです。(暗い場所が無い場合は、明るい場所でも根と芽は出てくるので大丈夫です)

3〜4日に1度程度、水を継ぎ足しましょう。球根のお尻の部分が乾燥してしまうと根が出てこなくなるので、必ず球根のお尻部分が常に水に浸かった状態を保つように注意してください。

 

4、明るい場所で水栽培して開花させる(2〜3月の1ヵ月間)

屋外の暗い場所で約1ヶ月間、水栽培して、球根から根や芽が出てきたら、屋内の明るい場所に移動して開花させます。

チューリップの水栽培,ヒヤシンスの水栽培

太陽の光が当たる明るい窓際などに置いて、芽をさらに成長させて開花を促します。根と芽が成長するにつれて、球根がたくさん水を吸い始めるので、2〜3日に1度は水を足し、水切れしないように注意してください。また、1週間に1度は、器の中の水を全部交換しましょう。

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明るい屋内で約1ヶ月程度、水栽培(水耕栽培)すると、開花します。花は2週間程度は楽しめます。

ヒヤシンスの花は、心落ち着く甘い芳醇な香りが漂います。チューリップは品種によって香りが異なるので、いろいろな品種を同時に水栽培するのもおすすめです。

栽培もとても簡単で、春に花が咲くととても感動するので、ぜひみなさんもお試しください。

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