
ほぼ100%の成功率!アボカドの種を水栽培で発芽させる方法【完全版】
Last Updated on 2025年3月21日 by 中島大輔
捨ててしまうアボカドの種が、美しい観葉植物に変身!本記事では、発芽率ほぼ100%という驚きの水耕栽培法をご紹介します。
スーパーで買ったアボカドの種が、たった数週間で根を出し、やがて緑豊かな植物へと成長する様子は感動もの。これまで何度も失敗した方も、この方法なら成功間違いなし!種の底を切る、皮を丁寧に剥くといった隠れたコツを詳しく解説します。特別な道具も不要で、コットンと袋があれば今すぐ始められる簡単さ。食べた後のアボカドの種を捨てる前に、ぜひこの記事をチェック!エコでおしゃれなインテリアグリーンを、あなたの手で育ててみませんか?
①種をよく洗う
まず、スーパーなどで買ってきたアボカドから種を取り出します。この時、包丁が種に当たって傷つけないように気を付けてください。
種を取り出したら、食器用洗剤でとにかくよ〜く洗うこと!果肉には発芽を止める成分が入っているので(果肉に包まれた種が発芽しないのはそのためです)、食器用洗剤でゴシゴシ洗って、果肉をしっかりと落としてください。
②種の底部分を切る
果肉をしっかりと取ったら、種の底部分(お尻部分)を少しだけ包丁で切ってください。
こうすることで、切った断面から、種が水をしっかりと吸い上げるようになり、根が生えやすくなります。
ここが、根を生やすためのポイントです!
③種の皮をむく
次に、毛抜きなどを使って、種の皮を丁寧に剥いていきます。
種の皮を剥かずに、皮で覆われたままの状態で水栽培すると、種から発芽した時に、皮が邪魔をして、芽の成長を止めてしまうことがあります。そのため、皮を全部、綺麗に剥ぐことが大切です。ここが、発芽させるための大事なポイント!
皮が付いた状態のまま種を放置すると、皮が乾燥して剥きずらくなってしまうので、果肉を取ったら、その日の内にすぐに皮を剥くと、するっと剥けることが多いです。ただ、あまり完熟していないアボカドだと皮がなかなか剥きずらい時があるので、その時は、皮が付いた状態のまま、次の⑤までのステップまで進み、皮がやわらかくなってきたら剥いてください。
④コットンの上に種を置く
コットンを水でたっぷりと湿らせたら、中央にくぼみを作って、お椀のような形にしてください。
次に、そのコットンの上に、包丁で切った面を底にして、種を置いてください。
コットンを直接、種に押し付けて包んでしまうと、根がまっすぐに生えずに、曲がってしまうので、くぼみを作ってください。
⑤袋に入れて2〜3週間置いて発根させる
種とコットンを袋の中に入れて、風通しの良い場所で保管してください。
この時、袋のフタは閉じずに開けておいてください(カビが生えることはあるため)
コットンが乾いたら水を足し、常に湿った状態を保ってください。この状態で根が出るまで、2〜3週間保管してください。
※部屋の隅に置いておくと忘れてしまうので、画鋲でキッチンなどの壁に刺しておくといいですよ!
⑥発根したら袋から取り出す
根が2〜3cm程度生えてきたら、袋から取り出してください。
時期(気温)にもよりますが、1〜2週間程度で種が割れ、2〜3週間程度で根が生えてきます。
⑦水耕栽培の器で育てる
水栽培用の器に種を移動してください。アボカドの根が必ず、水に浸かるように水量を調整してください。
⑧明るい場所に置いて育てる
窓辺などの明るい場所(なるべく日が当たる場所)に置いてください。
水が減ったら、水を継ぎ足してください。必ず根の一部が水に浸かった状態を保ってください。
⑨器の水を交換する
週に1度は、器の水を全部交換してください。
日の光が当たる場所に置くと、器の中に、緑色の藻が生えることがあります。アボカドの種の生育には問題ありませんが、見かけが悪くなるので、よく洗い流してください。
⑩発芽する(1〜2ヶ月後)
種の状態で1〜2ヶ月育て、気温が15度超えると発芽します。(冬でも室内であれば発芽します)
発芽したら、水が減ったら、こまめに水を足し、週に1度は器の水を全部交換してください。
以上が、アボカドの種を水栽培で発芽させる方法でした。ぜひ、みなさんもお試しください。
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アボカドの種から観葉植物を育てる水耕栽培、成功の秘訣は「洗う・切る・剥く」の3ステップ!まず食器用洗剤で種をよく洗い、発芽を妨げる果肉成分を完全に落とします。次に種の底を少しカットして水の吸収を促進し、種の皮を丁寧に剥いて芽の成長を助けます。湿らせたコットンの上に置いて袋で保管すれば、2〜3週間で根が顔を出します。その後は水耕栽培用の器に移し、明るい場所で育てるだけ。週に1度の水替えを忘れなければ、1〜2ヶ月後には緑の芽が伸び始めます。廃棄されるはずだった種が、あなたの手で美しい観葉植物に生まれ変わる喜びを、ぜひ体験してみてください!
【この記事を執筆した人】WOOTANG代表/植物アーティスト。植物をもっと身近に気軽に育てて欲しいという想いから2020年に水だけ育てる観葉植物ブランド「 WOOTANG(ウータン)」を立ち上げる。その他「植物×アート」制作を行い、インテリア、空間デザイン、メディアなどを通して提案している。
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