台湾の水耕栽培事情①~WOOTANG(ウータン)

【執筆者】中島大輔(WOOTANG代表)【最終更新日】2025年12月8日

本日は海外の水耕栽培事情をご紹介します。アジアでは水耕栽培がとても盛んで、町中でもよく見かけます。

こちらはタイ・バンコクのパークローン花市場の近くにあるおしゃれカフェ「Floral Cafe‘ at Napasorn」でテーブルに飾ってあった水耕栽培の植物です(2019年9月撮影)。

切った枝を瓶に差して、水を頻繁に替えることで(酸素を促し)、根を生やさせたと思われます。暖かいタイならではの水耕栽培です。

また、アジアの中で特に水耕栽培が盛んなのが台湾です。こちらは台北の土日のみ開催される「建国假日花市場」の様子です(2018年7月撮影)。高架下を利用した植物市で、植木や盆栽、観葉植物、ハーブなどさまざまな植物が販売されます。

こちらは水草を使ったテラリウム。水草と言えば水の中で育てるものと思いがちですが、実は水草は成長すると「水上葉」と呼ばれる、水の外でも生育できる葉をつくるので、こんな風に、水の外でも育てることができちゃいます。

しかも台湾では、たくさんの種類の水上葉化した水草をバラ売り(とても安い!)しているので、自分好みのインテリアが作れちゃうんです。

そして、こちらが観葉植物の水耕栽培です。瓶に入れて、プラスチックの黄色いふたで密閉するタイプでした。

観葉植物の種類はほとんど日本と変わりません(やはり水耕栽培に向いている観葉植物は万国共通のようです)。
アグラオネマやポトスなど。

フィロデンドロン・インペリアルグリーンかな?

サンスベリア・ローレンチー

セローム?

水耕栽培植物がインテリアとして、生活の中に本当に密着している印象でした。次回は、台湾の水耕栽培事情②をご紹介します。

 

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この記事を書いた人

WOOTANG代表/植物アーティスト。植物をもっと身近に気軽に育てて欲しいという想いから2020年に水だけ育てる観葉植物ブランド「 WOOTANG(ウータン)」を立ち上げる。その他「植物×アート」制作を行い、インテリア、空間デザイン、メディアなどを通して提案している。<プロフィールページを見る