水耕栽培の観葉植物が冬に枯れる3つの原因と対策|温度・光・水やりの管理方法

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【執筆者】中島大輔(WOOTANG代表)【最終更新日】2026年5月11日

本日は、観葉植物を水耕栽培する時の「冬の管理方法」について解説します。

冬は外気温が下がり、日照時間も短くなるため、熱帯性の観葉植物を育てる時は注意が必要です。特に水耕栽培ではガラス容器を使って育て、しかも根は常に水に浸かった状態のため、寒さの影響を受けやすい傾向があります。

また、植物全般、寒くなると根から水や養分を吸収する速度が遅くなり、成長活動が停滞します。そのため、冬の間は、植物が元気を無くしている時期なので、温度管理日当たり水やりには注意が必要になります。

1、冬の温度管理で注意すべき点

水耕栽培の観葉植物は、室内で育てるため、冬の温度管理は暖房をつけた状態であれば、基本問題ありません。
(熱帯性植物が耐えられる最低気温は5〜10℃程度。冬に暖房をつけた部屋であれば15〜20℃前後)

土栽培の場合、培養土が外気温に影響されにくい一方で、一度根腐れが始まると発見が遅れがちです。それに対して水耕栽培は容器の中の水が見えているため、水温の変化や根の状態を目で確認できるのが大きなメリットです。冬の管理という点では、むしろ水耕栽培のほうが状態を把握しやすいといえます。

冬に一番注意すべき点は、暖房を切ってしまう夜間の温度対策です。

夜間、暖房を切った室内は、深夜から朝方にかけて部屋全体の温度が急激に下がってしまいます。とはいえ、暖房を一晩中、つけておく訳にはいかないので、最低限できる対策としては、夜間、植物は窓際には置かないということです。

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窓際は、昼間は太陽の光が入り、部屋で一番暖かい場所ですが、夜間(特に深夜から朝方)は外の冷気を受けて、部屋の中で一番寒い場所になります。そのため、冬の夜間は窓際には置かずに、窓から2〜3m離した場所に移動させてください。

毎日の移動が面倒な方は、上記写真のように、窓から2〜3m離した場所が、窓からの間接光が当たるような明るい場所であれば、昼間もそこで育てて問題ありません。

温度の目安(参考)
観葉植物が最も元気に育つ室温は18〜25℃前後。10℃を下回ると多くの熱帯性植物は成長がほぼ停止し、5℃以下になると低温障害のリスクが高まります。特に水耕栽培はガラス容器ごと水温が下がるため、置き場所の温度には土栽培以上に注意が必要です。

冬は日照時間も短くなり、夏と比べると晴天の日も少なくなるので、日照不足にならないように注意が必要です。

2、冬の日照不足を防ぐ

植物が育つ明るさの目安は、無料アプリで計測することが可能です。

明るさ計測

光を計測できる無料アプリの使い方は、以下の記事内の「日照不足を防ぐコツ」で紹介しているで、ぜひ参考にしてみてください。

光量の目安(ルクスで確認)
観葉植物が健康に育つには、一般的に1,000〜3,000ルクス以上の明るさが目安とされています。スマートフォンのアプリで計測して、1,000ルクスを下回る環境が続くようであれば、LEDライトによる補光を検討するタイミングです。

アプリで計測してみて、どうしても日当たり(光量)が足りない場合は、LEDランプを利用するのも良いでしょう。

わざわざ植物用のLEDランプを購入しなくても、市販のデスク用ランプで問題ありません。(植物工場などで使用している高額で性能の良い植物用LEDランプであれば、植物に適した光を与えられますが、市販品の安価なものは、「植物用」と謳っていても、効果はデスク用とあまり変わらない?気がします)

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LEDライトは、明るい部屋であれば補足光として1日5〜6時間、あまり光が入らない薄暗い部屋であれば1日8〜10時間程度、点けておくと良いでしょうか。

LEDライトの光はあまり遠くに届かないので、できる限りライトは植物に近づけてあげるのがポイントです。(LEDライトは熱を持たないので植物に近づけても安心です。ただし、葉水などで霧吹きの水がかかると感電の恐れがあるので気をつけてください)

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日照不足のサインを見逃さない
葉が黄色くなる、茎が細くひょろひょろと伸びる(徒長)、葉の色が薄くなるといった変化は、日照不足のサインです。こうした症状が現れたら、置き場所を窓の近くに変えるか、LEDライトの照射時間を増やして対応してください。

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3、冬の水やりで注意すべき点

春から夏にかけて、たくさんの水を吸っていた植物も、気温が寒くなると成長が停滞するため、あまり水を吸わなくなります。

水をたくさん吸う成長期(3〜11月頃)は、根全体が浸かる程度の水量が必要ですが、停滞期(12〜2月)は、根が半分浸かる程度の水量で育てた方が元気に育つ傾向があります。根自体も呼吸をしているため、根の一部が空気中にあった方が根腐れしずらくなります。

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ただし、暖房などでお部屋の温度が常に高く、植物が冬でも水をたくさん吸うようでしたら、水切れを防ぐためにも(一度でも水が切れて無くなってしまうと枯れてしまうため)、水量は根全体が浸かる程度、入れておいた方が安心です。

植物が吸収する水の量を常に確認して、水量を調整してみてください。

また、冬は、朝に水道水の蛇口をひねった時に、最初に出てくる水がとても冷たいことがあります。(家の水道管に溜まった水が夜間、外気で冷やされるため)。冷たい水を植物に与えてしまうと、植物がストレスを受けて弱ってしまうことがあるため、水替えは朝一番の水は避けるのがおすすめです。

水温の目安と水替えのタイミング
理想の水温は室温と同程度の15〜20℃前後です。冬場は水替えの前にしばらく蛇口を流してから使うか、バケツに汲んで30分ほど室温に馴染ませてから与えると植物へのストレスを軽減できます。水替えの頻度は成長期の週1〜2回から、停滞期は2週に1回程度を目安にするとちょうど良いでしょう。

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4、寒さに強い冬におすすめの観葉植物5選

熱帯性の植物の中でも、寒さに強く、冬でも育てやすい植物を紹介します。

フィカス アルテシマ

フィカスアルテシマ

葉の緑と黄緑のグラデーションが綺麗なフィカス・アルテシマ。ゴムの木の仲間なので、環境変化に強く、とても丈夫な植物です。寒さにも強く、根腐れもしずらいので、初心者の方におすすめです。

サンスベリア ゼラニカ

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ゼブラ柄のような縦模様が入った葉が特徴のサンスベリア・ゼラニカ。多肉植物のように葉に厚みがあるので、冬の寒さにも比較的強く丈夫です。乾燥にも強いので、冬に特におすすめの植物です。

サンスベリア ローレンチ

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虎の尾っぽのような見た目から別名「トラノオ」と呼ばれるサンスベリア ローレンチ。ゼラニカ同様、葉がとても硬くて厚みがあるため、冬の寒さに強い植物です。耐陰性も強く、乾燥にも強いので、季節を問わず、お部屋のインテリアグリーンに最適です。

ドラセナ サンデリアーナ

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笹のような細長い葉が特徴のドラセナ サンデリアーナ。別名「幸運の木」とも呼ばれ、風水でも人気の植物です。冬の寒さにも強く、とても丈夫です。ただし乾燥に少し弱く、お部屋が乾燥気味だと葉先が枯れることがあるので、冬は葉水をすると綺麗な葉の状態を保つことができます。

サンスバリア バキュラリス

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剣のような尖った葉が特徴のサンスベリア バキュラリス。ゼラニカ、ローレンチ同様、サンスベリア類は環境変化に強く、とても丈夫なので冬でも育てやすい植物です。特にバキュラリスは見た目がスタイリッシュなので、お部屋のワンポイントになるおすすめの植物です。

5、冬の水耕栽培管理まとめ

冬の水耕栽培、思ったよりも簡単に対策できることがお分かりいただけたと思います。やるべきことは3つだけです。夜間は窓から2〜3m離した場所に移動させる、アプリで光量をチェックして必要に応じてLEDライトを補助的に使う、そして水量を根の半分程度に調整する。この三つの基本を押さえるだけで、冬の間も植物は元気に過ごせます。

水耕栽培は容器の中が見えているため、水の減り具合や根の状態を毎日確認できます。土栽培では見えない部分の変化を察知しにくいのに対して、水耕栽培はその点でも冬の管理がしやすいと言えます。日本初の水耕栽培専門店として多くのお客様の育て方を見てきた経験から、水耕栽培は冬が一番「植物の状態を把握しやすい季節」だと感じています。

特に寒さに強い植物を選ぶこともポイント。フィカス・アルテシマの美しいグラデーション、サンスベリアの力強い姿、ドラセナ・サンデリアーナの優雅な佇まいは、冬の室内を彩る頼もしい味方です。これらの丈夫な植物なら、冬の管理がさらに楽になりますよ。

季節が変わっても、お部屋に緑があるだけで心が安らぎます。この冬は、ちょっとした工夫で植物と一緒に、暖かく快適な時間を過ごしてみませんか?春になったら、きっと感謝の気持ちを込めて、あなたの植物たちは新しい葉を広げてくれるでしょう。

6、よくある質問(FAQ)

Q水耕栽培の観葉植物は冬に水やりが必要ですか?

A必要ですが、頻度と水量を減らすのが正解です。冬は植物の成長が停滞するため水の吸収量が減ります。水量は根が半分浸かる程度を目安にし、水替えの頻度も成長期の週1〜2回から、2週に1回程度に減らして管理してください。

Q冬に水耕栽培の植物が枯れる一番の原因は何ですか?

A最も多い原因は夜間の低温ダメージです。暖房を切った深夜〜朝方は室温が大きく下がり、特に窓際では外気の影響を直接受けます。夜間は植物を窓から2〜3m離した場所に移動させることで、大半の低温トラブルは防ぐことができます。

Q冬でも水耕栽培の観葉植物は育てられますか?

Aはい、適切に管理すれば冬でも問題なく育てられます。暖房のある室内であれば温度は確保できます。温度・光・水量の3点を調整するだけで、冬でも健康な状態を保てます。むしろ水耕栽培は容器の中が見えるため、土栽培より状態の変化を把握しやすく、冬の管理に向いています。

Q冬の水耕栽培でLEDライトは必要ですか?

A窓から十分な光が入る環境であれば必須ではありません。ただし日照時間の短い冬に、1日を通して薄暗い部屋で育てている場合は補光として有効です。市販のデスク用LEDでも代用でき、1日8〜10時間を目安に点灯させてください。植物のできるだけ近くに設置するのがポイントです。

Q冬に水耕栽培でおすすめの観葉植物は何ですか?

A寒さに強く初心者でも管理しやすいのは、サンスベリア(ゼラニカ・ローレンチ・バキュラリス)、フィカス・アルテシマ、ドラセナ・サンデリアーナの5種類です。いずれも葉が厚く丈夫で、冬の低温や乾燥にも対応できます。WOOTANGではこれらすべてを水耕栽培専用の容器でお届けしています。

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この記事を書いた人

WOOTANG代表/植物アーティスト。植物をもっと身近に気軽に育てて欲しいという想いから2020年に水だけ育てる観葉植物ブランド「 WOOTANG(ウータン)」を立ち上げる。その他「植物×アート」制作を行い、インテリア、空間デザイン、メディアなどを通して提案している。<プロフィールページを見る