
パキラの花言葉は怖い?「快活・勝利・幸運を呼ぶ」意味と初心者向け育て方【風水効果も解説】
【執筆者】中島大輔(WOOTANG代表)【最終更新日】2025年7月31日
観葉植物として絶大な人気を誇るパキラには、「快活」「勝利」「幸運を呼ぶ」という素晴らしい花言葉があることをご存知ですか?インターネットで「パキラ 花言葉 怖い」と検索する方もいますが、実際には全て前向きで縁起の良い意味ばかりです。
この記事では、パキラの花言葉の由来から育て方のコツ、風水効果、珍しい花の咲かせ方まで、初心者にもわかりやすく解説します。金運アップや仕事運向上を願う方、大切な人への贈り物を探している方必見の内容です。
1、パキラの花言葉と意味
パキラには主に「快活」と「勝利」という2つの力強い花言葉があります。これらの花言葉は決して偶然につけられたものではなく、パキラの特性や歴史的背景から生まれた深い意味を持っています。
「快活」という花言葉の由来
パキラの「快活」という花言葉は、この植物が持つ驚異的な生命力に由来しています。中南米原産のパキラは熱帯性の植物でありながら、日本の気候にも適応し、寒さや乾燥にも強い耐性を示します。日陰でも元気に育つほどの丈夫さを持ち、初心者でも比較的簡単に栽培できることから「快活」という前向きな花言葉がつけられました。
パキラの葉は人の手のような形をした5枚の複葉が特徴的で、その健康的な濃い緑色と力強い幹からはまさに生命力の強さを感じることができます。この旺盛な成長力と適応力の高さが「快活」という花言葉の根拠となっているのです。
「勝利」という花言葉に込められた物語
パキラの「勝利」という花言葉には、興味深い民話が関係しています。昔、中南米のある貧しい村でパキラを育てていた村人がいました。パキラの強い生命力と成長力によって株はどんどん増えていき、村人はそれらを市場で売ることにしました。するとパキラは飛ぶように売れ、村人は貧困から脱出して豊かな暮らしを手に入れることができたという話です。
この逸話から、パキラは困難な状況に打ち勝ち、成功を掴む象徴として「勝利」という花言葉を得ました。そのため、パキラは「発財樹」や英語では「Money Tree」とも呼ばれ、金運や商売繁盛の植物として親しまれています。
2、パキラの花言葉が関する「怖い」という噂の真相
インターネット上では「パキラの花言葉には怖い意味がある」という噂が時々見られますが、これは完全な誤解です。パキラの花言葉に怖い意味は一切ありません。
この誤った情報の発端は、パキラを適切に世話せずに枯らしてしまった人に不幸が降りかかったため「悪魔の木」と呼ばれるようになったという根拠のない話によるものです。しかし、これはパキラに限った話ではなく、どんな植物でも大切に育てられずに枯らしてしまえば縁起が良くないと考えられるのは当然のことです。
実際のパキラの花言葉「快活」「勝利」「幸運を呼ぶ」は全て前向きで縁起の良い意味ばかりで、贈り物としても安心して選ぶことができます。風水的にも邪気を払い、良い運気をもたらす植物として高く評価されているのです。
3、パキラの花は珍しい?開花の条件と特徴
パキラは観葉植物として愛されていますが、実は花を咲かせる植物でもあります。ただし、パキラの花は珍しいもので、特定の条件を満たした場合にのみ開花します。
【参考記事】パキラの花の写真(みんなの趣味の園芸)
パキラの花が咲く条件
パキラが花を咲かせるためには、2つの重要な条件があります。第一に、挿し木ではなく種から育てられた実生株である必要があります。一般的に流通しているパキラの多くは挿し木で増やされたもので、これらは基本的に花を咲かせません。実生株は幹の根元が膨らんでいることで見分けることができます。
第二の条件は、種から育てて5~10年という長い期間が必要なことです。パキラの花を見るためには、実生株を購入し、適切な育て方で長期間大切に育てる忍耐が求められます。
パキラの葉の美しさと特徴
パキラの花は6~7月の初夏に開花し、その美しさは見る者を魅了します。白い花弁が特徴的で、品種によって赤やピンク、緑の雄しべが無数に放射状に広がります。まるでブラシのような形状で、花弁は下向きに反り返る独特の形をしています。
特に興味深いのは、パキラの花は夜に開花することです。オクラのような形のつぼみが夜中に破裂して美しい花を咲かせ、お香のような芳しい香りを放ちます。しかし、この美しい花の命は非常に短く、開花してからわずか1日で散ってしまいます。何年もかけて咲いた花が一晩で終わってしまう儚さに、多くの人が深い感動を覚えます。
4、パキラの幸運を呼ぶ育て方
パキラの花言葉「幸運を呼ぶ」を実感するためには、適切な育て方が重要です。パキラは比較的育てやすい植物ですが、いくつかのポイントを押さえることで、より健康に成長させることができます。
基本の育て方
パキラは明るい場所を好みますが、直射日光は避けましょう。レースカーテン越しの柔らかい光が理想的です。水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与え、受け皿に溜まった水は必ず捨てるようにします。5~9月の成長期には土の乾きが早いため、こまめにチェックすることが大切です。
冬場は成長が緩やかになるため、水やりの頻度を減らし、土が乾いてから4~5日待ってから水を与えます。年間を通して霧吹きで葉水を与えることで、乾燥を防ぎ、害虫の予防にもなります。
花を咲かせるための特別な管理
パキラの花を咲かせたい場合は、より充実した日光と栄養が必要です。花を咲かせるためのエネルギーを蓄えるには、生育期に適切な肥料を与え、風通しの良い環境を整えることが重要です。また、2年に1回程度の植え替えを行い、根詰まりを防ぐことも花を咲かせるための重要な要素です。
【水だけで育てる観葉植物ブランドWOOTANG(ウータン)で水耕栽培の「パキラ」を育ててみませんか?】
水耕栽培だと毎日の水やりが不要で、お手入れ簡単!砂ぼこりや虫の心配もなく清潔で、お部屋のどんな場所でも育てることができます。 販売サイト:WOOTANG
5、パキラの風水効果と運気アップの置き場所
パキラの花言葉と深く関連する風水効果についても理解を深めることで、より効果的にパキラの力を活用できます。パキラは下向きに葉を展開する特徴があり、風水では悪い気を静めて吸い取る効果があるとされています。
リビングでの効果
家族が集まるリビングにパキラを置くことで、家族運の向上が期待できます。リビングは様々な気が混在する場所なので、パキラが悪い気を浄化し、良い気を活性化させてくれます。特にリビングの隅に置くと、そこに溜まりがちな悪い気を効果的に中和してくれます。
仕事運・勉強運の向上
パキラの細長い葉は風水で強い気を発するとされており、集中力や判断力を高める効果があります。デスクワークをする場所や勉強机の近くにパキラを置くことで、仕事運や学業運の向上が期待できます。緑色には心をリフレッシュさせる効果もあるため、疲れた心を癒してくれます。
健康運と睡眠の質向上
寝室にパキラを置くことで、リラックス効果が得られ、良質な睡眠につながります。ただし、寝室は日当たりが悪い場合が多いため、週に数回は日光浴をさせて植物の健康を保つことが大切です。
6、パキラの種類と特徴
パキラにはいくつかの品種があり、それぞれ異なる特徴を持っています。代表的な品種を知ることで、自分の好みや置き場所に適したパキラを選ぶことができます。
パキラ・アクアティカ
日本で最も流通している品種で、幹を三つ編みにした状態でよく販売されています。白い花を咲かせた後、赤やピンクの雄しべが現れ、茶褐色の果実をつけます。挿し木で増やすことも可能で、初心者にも扱いやすい品種です。
パキラ・グラブラ
アクアティカよりも太くどっしりとした幹が特徴的な品種です。白い花の後に緑の実をつけ、インテリア性の高い見た目でオフィスや店舗でも人気があります。重厚感のある幹は、空間に安定感と風格をもたらします。
パキラ・ミルキーウェイ
葉に白い斑が入る美しい品種で、天の川のような模様から名付けられました。アクアティカより幹が細めですが、その分繊細で上品な印象を与えます。個性的な見た目を好む方におすすめの品種です。
7、まとめ
現代社会においても、パキラの花言葉は多くの人に希望と勇気を与えています。ストレス社会で生きる私たちにとって、「快活」という花言葉は前向きな気持ちを取り戻すきっかけとなり、「勝利」という花言葉は困難に立ち向かう力を与えてくれます。
また、テレワークが普及した現在、自宅の作業環境を整える際にパキラを取り入れる人も増えています。集中力を高め、気分をリフレッシュしてくれるパキラは、現代のライフスタイルにもよく合う植物といえるでしょう。
パキラの「幸運を呼ぶ」という花言葉は、単なる迷信ではなく、植物を大切に育てることで得られる心の平安や達成感、そして日々の小さな喜びの積み重ねから生まれる実感なのかもしれません。美しい緑の葉を眺めながら、植物の成長を見守ることで、私たち自身も前向きな気持ちを育てることができるのです。
【この記事を執筆した人】WOOTANG代表/植物アーティスト。植物をもっと身近に気軽に育てて欲しいという想いから2020年に水だけ育てる観葉植物ブランド「 WOOTANG(ウータン)」を立ち上げる。その他「植物×アート」制作を行い、インテリア、空間デザイン、メディアなどを通して提案している。<プロフィールページを見る>
水だけで育てる観葉植物ブランド WOOTANG(ウータン)
水栽培・水耕栽培で育てる観葉植物/サボテン/マイクロ蘭/アボカドの種/球根などを販売中