ガジュマルの育て方|水やりの頻度と置き場所のコツを専門店が解説

【執筆者】中島大輔(WOOTANG代表)【最終更新日】2026年10月12日

ガジュマルは、ぷっくりと太った幹と、ツヤのある丸い葉が魅力の観葉植物です。沖縄では「多幸の木」と呼ばれ、とても丈夫で育てやすいことから、初めて観葉植物を育てる方にも人気があります。ただ、水やりの頻度や置き場所を間違えると、葉がバラバラと落ちたり、枝がひょろひょろと伸びたりすることもあります。

この記事では、水だけで育てる観葉植物ブランドWOOTANGが、ガジュマルの水やりの頻度、置き場所と日当たり、温度管理、肥料といった基本の育て方を、土栽培と水耕栽培の両方の視点からわかりやすく解説します。季節ごとの水やりの目安や、葉が落ちるといったトラブルの対処法もまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

>観葉植物の水耕栽培の基本的な育て方はこちら

ガジュマルの育て方の基本

ガジュマルは「日当たりの良い明るい場所に置き、土が乾いてから水をあげ、冬は5℃以上を保つ」の3点を守れば、初心者でも長く育てられます。まずは育て方の全体像を早見表で確認しておきましょう。

ガジュマルの育て方

ガジュマルの育て方早見表

土栽培と水耕栽培では、水やりと肥料の考え方が異なります。それ以外の管理はほぼ共通です。

項目土栽培水耕栽培
置き場所レースカーテン越しの日当たりの良い場所(真夏の直射日光とエアコンの風は避ける)
水やり春〜秋は表土が乾いたらたっぷり、冬は乾いてから2〜3日後週1回の足し水、2〜3週間に1回の全量交換(水道水を使用)
適温15〜30℃(冬は最低5℃以上、できれば10℃以上)
肥料4〜10月に液体肥料を2週間に1回、または緩効性肥料を2か月に1回水には入れず、春〜秋に薄めた液体肥料を葉面散布
葉水エアコンを使う季節は1日1回が目安
植え替え1〜2年に1回、5〜7月が最適不要(器が小さくなったら器を替える)
剪定4〜6月の成長期に、伸びすぎた枝を切る

ガジュマルとはどんな植物?

ガジュマルは、クワ科フィクス属の常緑樹です。沖縄から台湾、東南アジアなどの暖かい地域に自生し、現地では大きな木に育ちます。

ガジュマル
項目内容
学名Ficus microcarpa(フィカス・ミクロカルパ)
分類クワ科フィクス属の常緑高木
別名多幸の木、幸福の木
原産地沖縄、台湾、東南アジアなどの亜熱帯〜熱帯地域
特徴ぷっくりとした太い幹、幹や枝から伸びる「気根」、厚くツヤのある葉
室内での大きさ卓上サイズの10〜20cmから、床置きの1m以上まで
耐陰性・耐寒性耐陰性はややある/耐寒性はやや弱い(5℃以上が目安)

沖縄では、ガジュマルには「キジムナー」という精霊が住み、大切に育てる人に幸せを運んでくれると伝えられています。風水や花言葉、スピリチュアルな意味については、別の記事で詳しく解説しています。

【関連記事】ガジュマルの風水と花言葉|幸せを呼ぶ置き場所と方角を解説

育て方のカギになるガジュマルの性質

ガジュマルを元気に育てるために、知っておきたい性質は次の5つです。

  • 日光が好き:明るい場所ほど葉が締まり、幹もしっかり育つ
  • 暗い場所では間のびする:光が足りないと枝がひょろひょろと伸び、葉が落ちやすくなる
  • 寒さにやや弱い:5℃を下回ると葉が黄色くなって落ちることがある
  • 成長が早く、切っても芽吹く:剪定で形を整えやすく、切った枝は挿し木で増やせる
  • 切り口から白い樹液が出る:肌が弱い人やゴム(ラテックス)アレルギーの人はかぶれることがある

ガジュマルの置き場所と日当たり

ガジュマルは、日光が大好きな植物です。耐陰性もややありますが、元気に育てるには、できるだけ明るい場所に置くのがポイントです。

明るい場所で育てているガジュマル

室内での置き場所

レースカーテン越しに日光が入る、明るい窓辺が理想的な置き場所です。次のような場所は避けましょう。

  • 真夏の直射日光が長時間当たる窓辺(葉焼けの原因になる)
  • エアコンや暖房の風が直接当たる場所(葉が乾燥して落ちやすくなる)
  • 冬の夜に冷え込む窓際
  • 窓のない玄関やトイレなど、一日中暗い場所

窓のない場所に飾りたい場合は、週に何回かは明るい部屋に移して光に当ててあげましょう。

【関連記事】水耕栽培の観葉植物に最適な光条件|どのくらいの明るさで育てればよいか?

日当たりが悪いとどうなる?

ガジュマルを暗い場所に長く置くと、光を求めて枝が細く長く伸びる「徒長(とちょう)」が起こります。葉と葉の間隔が広がり、ひょろひょろとした姿になるほか、葉が黄色くなって落ちることもあります。このような変化が見られたら、少しずつ明るい場所へ移しましょう。伸びてしまった枝は、剪定で切り戻すと形が整います。

屋外に出す場合の注意点

土栽培のガジュマルは、5〜9月であれば屋外でも育てられます。屋外で日光にしっかり当てると、幹が太くたくましく育ちます。ただし、室内からいきなり強い日差しに当てると葉焼けするので、最初は半日陰に置いて少しずつ慣らしましょう。最低気温が10℃を下回る前に、室内に取り込みます。

ガジュマルの水やりの方法

ガジュマルの水やりは、土栽培と水耕栽培で方法が異なります。土栽培では「水のやりすぎ」が枯れるいちばんの原因になるため、季節に合わせて頻度を調整することが大切です。

土栽培の水やりの頻度

土栽培では、土の表面が乾いてから、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷり与えるのが基本です。季節ごとの頻度の目安は次のとおりです。

季節水やりのタイミング頻度の目安
春(3〜5月)表土が乾いたらたっぷり週1〜2回
夏(6〜8月)表土が乾いたらたっぷり週2〜3回。涼しい朝か夕方に与える
秋(9〜11月)表土が乾いて1〜2日後週1回程度。気温が下がるにつれて減らす
冬(12〜2月)表土が乾いて2〜3日後2週間に1回程度。暖かい日の午前中に与える

頻度はあくまで目安です。部屋の温度や日当たり、鉢の大きさによって土の乾き方は変わるので、必ず土の状態を確認してから水を与えましょう。受け皿にたまった水は、根腐れの原因になるのですぐに捨てます。

夏の水やりのポイント

夏はガジュマルがもっともよく水を吸う時期です。ただし、気温の高い日中に水を与えると、鉢の中の水が温まって根を傷めることがあります。夏の水やりは、涼しい朝か夕方に行いましょう。

水やりが必要なサイン

次のようなサインが見られたら、水やりのタイミングです。

  • 土の表面が白っぽく乾いている
  • 指を第一関節まで土に入れても湿り気を感じない
  • 鉢を持ち上げると、水やり直後より明らかに軽い
  • 葉に元気がなく、少し垂れ下がっている

水耕栽培の水やり

水耕栽培のガジュマルは、毎日の水やりは必要ありません。WOOTANGでは、次の3点を基本にしています。

  • 水の量:根の下の部分が3〜4cmほど浸かる量。太い幹の付け根は水に沈めない
  • 足し水:1週間に1回、減った分だけ水道水を足す
  • 水替え:2〜3週間に1回、水を全部入れ替えて器も洗う。夏は回数を増やす

水耕栽培での季節ごとの水の管理や、根洗いの手順、挿し木で増やす方法は、ガジュマルの水耕栽培の記事で詳しく解説しています。

【関連記事】ガジュマルの水耕栽培|挿し木の方法と水替えのコツを解説

【関連記事】水耕栽培の水替え頻度と水やりタイミング|初心者でも失敗しない方法

葉水(はみず)

葉水とは、霧吹きで葉に直接水をかけることです。ガジュマルは乾燥すると葉が落ちやすくなるため、エアコンや暖房を使う季節は、1日1回を目安に葉水をしましょう。葉のホコリを落とし、乾燥を好むハダニの予防にもなります。

ガジュマルに葉水をしている様子
  • タイミング:朝に行う(夜に葉が濡れたままだと冷えやすい)
  • かける場所:葉の表と裏の両方
  • 控える日:湿度の高い梅雨の時期や雨の日は控えめにする
  • WOOTANGの葉水スプレーはこちら

【関連記事】葉水とは|観葉植物への正しいやり方と頻度・おすすめ霧吹き

ガジュマルの温度管理と冬越し

ガジュマルは暖かい地域の植物なので、暑さには強い一方、寒さにはやや弱い性質があります。温度ごとの状態を知っておきましょう。

温度ガジュマルの状態管理のポイント
35℃以上暑さで成長が弱まることがある直射日光を避け、風通しを良くする
15〜30℃よく育つ適温成長期。剪定、植え替え、挿し木に向いている
10℃前後成長がゆっくりになる水やりを控えめにする。屋外の株は室内へ
5℃以下葉が黄色くなって落ちやすいこの温度を下回らない場所で管理する

冬越しのポイント

冬は成長がほとんど止まる時期です。次の点に気をつけて、春まで株を守りましょう。

  • 最低5℃以上、できれば10℃以上の部屋に置く
  • 日中は日当たりの良い窓辺に置き、夜は部屋の中央へ移動させる
  • 暖房の温風が直接当たらない場所に置く
  • 土栽培は水やりの回数を減らし、肥料は与えない
  • 暖房で空気が乾燥するので、葉水は続ける

冬に葉が数枚落ちるのは、寒さに対する自然な反応であることが多いので、慌てて水や肥料を増やさないようにしましょう。

【関連記事】水耕栽培の観葉植物が冬に枯れる3つの原因と対策|温度・光・水やりの管理方法

夏の暑さ対策

ガジュマルは暑さに強い植物ですが、真夏の強い直射日光は葉焼けの原因になります。窓際に置いている場合は、レースカーテンで日差しをやわらげましょう。水耕栽培では、器の水温が上がりすぎないよう、直射日光の当たらない場所に移し、水替えの回数を増やします。

【関連記事】水耕栽培の観葉植物が夏に枯れる原因と根腐れ対策|水温・水替え・置き場所の管理法

ガジュマルの肥料の与え方

ガジュマルは、成長期の春〜秋に肥料を与えると、新しい葉をたくさん出して元気に育ちます。成長が止まる冬は、肥料を与える必要はありません。

土栽培の肥料

土栽培では、4〜10月の成長期に次のどちらかの方法で肥料を与えます。

  • 液体肥料:規定の倍率に薄め、2週間に1回、水やりの代わりに与える
  • 緩効性肥料(ゆっくり効く固形肥料):2か月に1回を目安に、土の上に置く

11〜3月は肥料を止めます。弱っている株や、植え替え直後の株にも与えないようにしましょう。

水耕栽培の肥料は「葉面散布」

水耕栽培の場合、肥料を水に混ぜると水が傷みやすくなり、根腐れの原因になります。WOOTANGでは、薄めた液体肥料を霧吹きで葉に吹きかける「葉面散布(ようめんさんぷ)」をおすすめしています。4〜10月の成長期に、月1〜2回程度が目安です。

ガジュマルに液体肥料を葉面散布している様子

【関連記事】水耕栽培の観葉植物におすすめの肥料|液体肥料と活力剤の違いや正しい使い方を解説

ガジュマルの土と植え替え

土栽培のガジュマルは成長が早く、根が鉢いっぱいに広がりやすい植物です。1〜2年に1回を目安に、ひとまわり大きな鉢に植え替えましょう。植え替えの適期は、気温が安定して暖かい5〜7月です。

次のようなサインが出たら、植え替えを検討します。

  • 鉢底の穴から根がはみ出している
  • 水やりをしても、水が土にしみこみにくい
  • 土がすぐに乾くようになった
  • 前回の植え替えから2年以上たっている

ガジュマルに合う土の配合や、植え替えの手順、植え替え後の水やりは、植え替えの記事で詳しく解説しています。

【関連記事】ガジュマルの植え替え|時期と土の選び方、失敗しない手順を解説

ガジュマルの剪定

ガジュマルは成長が早く、放っておくと枝が伸びて樹形が乱れます。剪定(せんてい)で伸びすぎた枝を切ると、形が整うだけでなく、風通しが良くなり、新しい枝も出やすくなります。

ガジュマルの剪定
  • 時期:成長期の4〜6月がもっとも適している
  • 切る場所:伸ばしたい方向に向いた葉の付け根(節)の少し上で切る
  • 注意点:切り口から出る白い樹液で肌がかぶれることがあるため、手袋をして作業する
  • 切りすぎに注意:一度にたくさん切りすぎず、全体のバランスを見ながら少しずつ切る

バッサリ切る強剪定や、すべての葉を落とす「丸坊主」のやり方、切る場所の見極め方は、剪定の記事で詳しく解説しています。

【関連記事】ガジュマルの剪定|時期と切る場所、丸坊主のやり方を解説

ガジュマルの増やし方

ガジュマルは、剪定で切った枝を使って簡単に増やせる植物です。枝を土に挿す「挿し木」と、水に挿す「水差し(水挿し)」の2つの方法があります。

方法適した時期特徴
挿し木(土挿し)5〜9月増やした株を、そのまま土で育てたい人向け
水差し(水挿し)5〜9月(とくに5〜7月)根が出る様子を観察でき、そのまま水耕栽培で育てられる

WOOTANGでおすすめしているのは、根が出る様子を毎日観察できる水差しです。10〜15cmほどの枝を切って水に挿し、明るい日陰に置いておくと、2〜3週間ほどで白い根が出てきます。挿し穂の作り方や、根を早く出すコツは、ガジュマルの水耕栽培の記事で写真付きで解説しています。

【関連記事】ガジュマルの水耕栽培|挿し木の方法と水替えのコツを解説

土栽培と水耕栽培、どちらで育てるのがおすすめ?

ガジュマルは、土でも水でも元気に育つ植物です。どちらが向いているかは、育てる環境や手間のかけ方によって変わります。それぞれの違いを比べてみましょう。

比較項目土栽培水耕栽培
水やりの手間土の乾き具合を見て判断する必要がある週1回の足し水が基本で、タイミングに迷わない
虫の発生土にコバエなどが発生することがある土を使わないので、コバエが発生しにくい
根の状態土の中で見えない透明な器で、気根や根の様子を観察できる
植え替え1〜2年に1回必要基本的に不要
成長と大きさ成長が早く、幹も太く育てやすい成長がゆっくりで、卓上サイズを長く保てる

水耕栽培が向いている人

次のような方には、水耕栽培のガジュマルがおすすめです。

  • 水やりのタイミングがわからず、植物を枯らした経験がある
  • 室内にコバエなどの虫を発生させたくない
  • デスクやキッチン、棚の上など、清潔さが気になる場所に飾りたい
  • ぷっくりとした幹や根の様子を、ガラスの器で楽しみたい
  • 小さなサイズのまま、長くかわいらしい姿を楽しみたい

【関連記事】観葉植物の虫対策|水耕栽培でコバエやハダニが出なくなる理由

【水だけで育てる植物ブランドWOOTANG(ウータン)で水耕栽培のガジュマルを育ててみませんか?】

WOOTANGでは、根が水にしっかり慣れた状態のガジュマルをお届けしています。ガラスの器とセットになったタイプなら、届いたその日から水を入れるだけで飾れます。ぷっくりとした幹と垂れ下がる気根が、ガラスの器越しにかわいらしく見えるのも水耕栽培ならではの魅力です。存在感のある大きな株をお探しの方には、1点ものの大型サイズもご用意しています。

WOOTANGで販売している水耕栽培のガジュマル
WOOTANGのクーポン

ガジュマルの主な種類と育てやすさ

ガジュマルには、葉の形や幹の育ち方が異なるいくつかのタイプがあります。基本の育て方はどれも同じですが、見た目や光の好みに少しずつ違いがあります。

種類葉や幹の特徴光の好み育てやすさ購入はこちら
ガジュマル(一般的なタイプ)楕円形のツヤのある葉と、ぷっくりした幹明るい場所◎(初心者向け)購入はこちら
パンダガジュマル丸く厚みのある葉が密に付く明るい場所○(環境の変化で葉が落ちやすい)—
人参ガジュマル根元が人参のように太くふくらんだ形明るい場所◎—

パンダガジュマルは、丸い葉がかわいらしい人気の品種です。一般的なガジュマルに比べて、置き場所の移動や寒さなど、環境の変化で葉を落としやすい性質があるので、一度決めた置き場所からなるべく動かさないようにしましょう。

ガジュマルのよくある問題と対処法(Q&A)

ガジュマルを育てていると、葉が落ちる、ひょろひょろ伸びるといったトラブルに出会うことがあります。よくある疑問と対処法をQ&A形式でまとめました。

Q:ガジュマルの葉が落ちる・黄色くなるのはなぜ?

A:葉が落ちたり黄色くなったりする主な原因は、次のとおりです。

原因主な症状対処法
新陳代謝下の古い葉が1〜2枚ずつ黄色くなる自然な現象なので心配いらない。黄色い葉は取り除く
日照不足葉の色が薄くなり、全体的に落ちる少しずつ明るい場所に移す
寒さ冬に葉が黄色くなって次々と落ちる5℃以上、できれば10℃以上の部屋に移す
水のやりすぎ(根腐れ)土がいつも湿っていて、葉がしおれる水やりを控え、傷んだ根を切って植え替える
環境の変化置き場所を変えた後に葉がまとめて落ちる置き場所を頻繁に変えず、様子を見る

症状ごとの詳しい見分け方や、葉が全部落ちてしまったガジュマルを復活させる方法は、別の記事で解説しています。

【関連記事】ガジュマルの葉が落ちる・黄色くなる原因と復活方法

Q:ガジュマルの花を咲かせることはできる?

A:ガジュマルは、イチジクと同じ仲間の植物で、花は丸い実のような袋の内側で咲きます。そのため、外から花びらを見ることはできません。室内で育てているガジュマルが実を付けることもめったにないため、花を楽しむことは難しい植物です。花が咲かなくても、育て方に問題があるわけではありません。

Q:ガジュマルの幹を太くするには?

A:ガジュマルの幹は、日光にしっかり当てて、根を大きく育てることで少しずつ太くなります。

  • できるだけ明るい場所に置く。5〜9月は屋外の半日陰で日光に当てるのも効果的
  • 土栽培で、ひとまわり大きな鉢に植え替えて根を伸ばす
  • 成長期の4〜10月に肥料を与える
  • 伸びすぎた枝を剪定して、幹に栄養を集める

水耕栽培は成長がゆっくりなので、幹を太くするよりも、今のかわいらしい姿を長く楽しむのに向いています。

Q:白い樹液が手についても大丈夫?

A:ガジュマルの枝や葉を切ると、白い樹液が出てきます。この樹液は、肌の弱い方やゴム(ラテックス)アレルギーのある方がさわると、かぶれることがあります。剪定のときは手袋をして、樹液が手についたらすぐに水で洗い流しましょう。また、犬や猫がかじると、口の中の炎症や嘔吐を起こすことがあるので、ペットの手が届かない場所に置きましょう。

Q:ガジュマルの手入れで気をつけることは?

A:日々の手入れでは、次の3つを心がけると元気に育ちます。

  • 葉のホコリを湿らせた布で拭き、葉水で乾燥を防ぐ
  • 枯れた葉や黄色くなった葉は、早めに取り除く
  • 鉢や器の向きをときどき変えて、全体にまんべんなく光を当てる

【関連記事】観葉植物の水耕栽培 お悩み50選|基本知識から育て方・トラブル対処まで初心者の疑問に水耕栽培の専門家が答えます

まとめ

ガジュマルは、明るい場所に置き、季節に合わせて水やりの頻度を調整すれば、初心者でも長く楽しめる丈夫な観葉植物です。最後に、育て方のポイントを振り返っておきましょう。

ガジュマルの育て方の基本

  • 置き場所は、レースカーテン越しの日当たりの良い場所がベスト
  • 土栽培の水やりは、表土が乾いてからたっぷりと。夏は週2〜3回、冬は2週間に1回が目安
  • 水耕栽培は、週1回の足し水と2〜3週間に1回の水替えが基本
  • 肥料は4〜10月だけ。水耕栽培は水に入れず葉面散布で

季節ごとの管理

  • 春:剪定、植え替え、挿し木を始める適期
  • 夏:水やりは朝か夕方に。真夏の直射日光による葉焼けに注意
  • 秋:気温の低下にあわせて水やりを減らし、肥料を止める
  • 冬:最低5℃以上、できれば10℃以上を保ち、窓際の冷気を避ける

トラブル対処法

  • 下の葉が数枚黄色くなるのは、自然な新陳代謝
  • 葉がまとめて落ちるときは、日照不足、寒さ、水のやりすぎを疑う
  • ひょろひょろ伸びたら、明るい場所に移して剪定する
  • 剪定のときは手袋をして、白い樹液に直接ふれないようにする

土を使わず清潔に育てられる水耕栽培なら、ガジュマルをもっと手軽に楽しめます。「多幸の木」と呼ばれるガジュマルを、ぜひ暮らしに取り入れてみてください。

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【関連記事】ガジュマルの植え替え|時期と土の選び方、失敗しない手順を解説

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この記事を書いた人

中島大輔
WOOTANG代表/植物アーティスト
植物を育てる中で、水やりの手間や水やりを忘れて枯らしてしまう不安、虫の心配をなくしたいという思いから2020年5月に、水だけで育てるインテリア観葉植物ブランド「WOOTANG」を立ち上げる。植物アーティストとしても活動し、国内外の芸術祭でも発表している。
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