【執筆者】中島大輔(WOOTANG代表)【最終更新日】2026年6月19日
いちごを自分で育てて収穫する。そのシンプルな喜びを、水耕栽培なら室内でも、土なしでも、ベランダのない家でも実現できます。この記事では、園芸店で買ったいちごの苗を、100均グッズで自作した栽培キットで育て、赤く甘い実を収穫するまでの全工程を、写真と一緒に丁寧に解説します。
いちごは土で育てる場合、連作障害への注意、梅雨時の過湿管理、雑草の除去など、意外と手間がかかります。水耕栽培はこれらの手間をまるごと解消してくれる栽培方法です。養液(水耕栽培用の液肥を溶かした水)が根に直接栄養を届けるため、成長スピードが安定しやすく、土を使わないのでベランダや室内を汚しません。後片付けも簡単で、虫のリスクも大幅に減らせます。
材料の用意から苗の準備、自作キットの作り方、養液づくり、受粉のコツ、収穫のタイミング、ランナーを使った株の増やし方、よくあるトラブルのQ&Aまで、初心者が知りたい情報を網羅しました。
第1章|いちごを水耕栽培で育てる前に知っておきたいこと
いちごの水耕栽培の特徴と難易度

いちごはバラ科オランダイチゴ属の植物で、ビタミンCが豊富で美容・健康効果も高く、家庭でも気軽に水耕栽培で育てて収穫を楽しむことができます。
一方で、ミニトマトやバジルと比べると、いちごの水耕栽培は「中級者向け」と言われることがあります。理由は、根腐れを起こしやすいこと、受粉の管理が必要なこと、そしてランナー(つる)のコントロールを求められることです。ただし、この記事で紹介する方法を守れば、ガーデニング初心者でも十分に挑戦できます。大切なのは、基本的なポイントを押さえた上で、根気よく観察を続けることです。
水耕栽培専門店のWOOTANGがミニトマトを同じ方法で育てた記録も公開しています。興味のある方はこちらも参考にしてみてください。 → ミニトマトを育てるなら水耕栽培がおすすめ
水耕栽培でいちごを育てるメリット

土耕栽培と比べた時、いちごの水耕栽培には次のような強みがあります。
まず、土を使わないため清潔に育てられます。室内やベランダを汚すことなく、マンションのキッチン窓際や南向きの窓辺でも栽培が成立します。次に、連作障害がありません。土耕栽培のいちごは同じ土で続けて育てると病気が出やすくなりますが、水耕栽培は毎回養液を交換するため、この心配がありません。また、土から来る害虫やカビのリスクが低く、農薬をほとんど使わずに育てられるので、収穫したいちごをそのまま口に入れる安心感があります。
さらに、根の状態が目で確認できるのも水耕栽培ならではの特徴です。根が白くしっかり伸びているか、茶色く変色して根腐れが始まっていないかを、容器の外から確認できるため、トラブルへの対応が早くなります。
いちごの水耕栽培を始める時期
いちごの水耕栽培をスタートする適切な時期は、苗が市場に出回る秋(9月〜11月)と春(2月〜4月)の年2回です。
ただし、四季なりいちご(年間を通じて実をつけやすい品種)であれば、一年中、収穫することも可能です。苗を購入する際に「一季なり」か「四季なり」かを確認しておきましょう。室内で温度と照明を管理すれば、時期を問わず栽培に挑戦することもできます。
水耕栽培に向くいちごの品種
品種の選び方も収穫の成否に関わります。水耕栽培で育てやすい品種としてよく挙げられるのは「章姫(あきひめ)」「とちおとめ」「さがほのか」などです。これらは比較的病気に強く、市販の苗で手に入りやすい特徴があります。
100均やホームセンターで販売されている苗を使う場合は、品種名が明記されていないこともありますが、健康な苗であれば問題なく育てることができます。

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第2章|材料の用意と自作キットの作り方
必要な材料

今回は100均(ダイソーなど)で手に入るものを中心に、シンプルな構成で栽培キットを自作します。必要なものは次の通りです。
いちごの苗(ホームセンターや園芸店で購入)、1000ml程度のプラスチック容器(口の直径が7〜10cmのもの)、2層構造のキッチン用スポンジ(硬い面と柔らかい面が合わさったもの)、そしてアルミホイルです。苗以外はすべて100均ショップで揃えることができます。
工具として、カッターとペン(細めのマジックペン)、楊枝(苗の土落とし用)を用意しておきましょう。また、養液づくりに使う液肥(ハイポニカなど2液型のもの)と計量スポイトも事前に準備しておくとスムーズです。
より本格的な水耕栽培を目指したい方は、エアポンプを追加すると根に酸素が供給され、根腐れのリスクがさらに下がります。ただし、この記事では道具をシンプルに保つため、エアポンプなしの方法を紹介します。
いちごの苗の選び方

園芸店やホームセンターで苗を選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。葉の色が濃い緑で、斑点や枯れがなく、茎がしっかりと太いもの、そして株元(クラウン)がしっかりしているものを選びます。
クラウンとは、葉と根の境目にある茎の基部のことで、いちごにとって最も重要な部位です。ここが傷ついたり腐ったりすると株全体が枯れてしまいます。苗を購入したらなるべく早く定植作業に移りましょう。
なお、「いちごについているあのブツブツの種を植えても育つのでは?」と思う方がいますが、あのブツブツ(痩果)から発芽させても、甘くておいしいいちごになることはほとんどありません。必ず、市販の苗から育てることをおすすめします。
苗の土洗い(定植前の準備)

ポットから苗を取り出し、土を取り除きます。 根を傷つけないように、両手で優しくほぐしながら土を落としていきます。手でほぐすだけでは根の間に土が残ってしまうので、楊枝を使って根の隙間に入り込んだ土を丁寧に取り除いてください。

ある程度土を落としたら、流水で洗います。 蛇口から水を流しながら、根をゆっくりと揺らして残った土を完全に落とし切ります。この時も楊枝を使って、根の細かい隙間の土まで丁寧に取り除くとより安心です。

水耕栽培では、根に土が残っていると根腐れの原因になります。多少時間がかかっても、土をしっかりと取り除くことがこの工程の最大のポイントです。洗い終わった根は白っぽく透けて見えるくらいまできれいにするのが理想です。
根腐れの原因や予防方法について、詳しくはこちらの記事も参考にしてください。 → 水耕栽培の根腐れ|観葉植物の症状チェックと原因・防止する4つのコツ
栽培キットの自作(スポンジ加工)

スポンジを容器の口の大きさに合わせて切ります。 キッチン用スポンジをカッターで、容器の口の内径より少し大きめにカットします。ぴったりよりも少し大きめにすることで、スポンジが容器にしっかりと収まります。

スポンジに十字の切り込みを入れます。 ペンでスポンジの中心に十字(+)の線を書いたら、カッターで切り込みを入れていきます。このとき、十字の4本の線のうち1本は、スポンジの端まで切り開いてください。残りの3か所は、スポンジが繋がったままの状態にしておきます。

こうすることで、スポンジを開いて苗を挟み込み、また閉じることができる構造になります。

苗を挟み込みます。 切り込みを開いて、土を取り除いたいちごの苗を挟み込みます。十字の中心に、茎と根の境目(クラウンの直下)がくるように位置を調整してください。クラウンが水や養液に浸からないように注意することが大切です。クラウンは空気中に出し、そこから伸びる根だけがスポンジに支えられる状態が理想です。

スポンジを容器にセットします。 苗を挟んだスポンジを容器の口に置きます。2層構造のスポンジ(硬い層と柔らかい層がある)を使うことで、硬い層の部分が容器の口のふちに引っかかり、スポンジが落ちにくくなります。この構造が、ペットボトルや市販のキットでも応用されている「引っかかりの仕組み」です。
第3章|養液づくりと水管理のコツ
養液(液肥)の作り方

養液とは、水耕栽培専用の液体肥料(液肥)を溶かした水のことです。水だけで育てることもできますが、いちごを大きく成長させ、甘い実をつけさせたいなら、養液を使って育てましょう。
今回使用するのは、2液型の「ハイポニカ液肥」です。ハイポニカは水耕栽培用として広く使われている定番の液肥で、チッソ・リン酸・カリに加えて12種類の微量栄養素を含む、合計15種類の成分が配合されています。養液だけで植物を育てられる設計になっており、いちごの水耕栽培でも信頼性の高い選択肢です。

ハイポニカは水耕栽培では500倍に薄めて使用します。水1リットルに対して、A液とB液をそれぞれ2mlずつ加えてよく混ぜてください。スポイトや計量カップを使うと正確に計量できます。濃度が濃すぎると根腐れの原因になるので、必ず規定量を守りましょう。
養液の量と容器へのセット

養液を作ったら、栽培容器に入れていきます。このとき、養液の量は根の約2/3が浸かる程度を目安にしてください。根をすべて養液に浸けてしまうのではなく、根の上部1/3程度が空気に触れる状態を意図的に作るのがポイントです。
容器の中に「空気の層」を作ることで、根が呼吸できるようになります。根は水分だけでなく酸素も必要としており、根の一部が常に空気に触れていることで根腐れを防ぐことができます。これは水耕栽培の根腐れを防ぐ最も重要な考え方の一つです。
容器のアルミホイル巻き

養液を入れた栽培容器の周りを、アルミホイルで覆いましょう。アルミホイルで容器を覆う理由は大きく3つあります。
1つ目は、水温の上昇を防ぐためです。直射日光が容器に当たると、中の養液の温度が急上昇します。水温が上がりすぎると根腐れのリスクが高まるため、アルミホイルで遮熱することが有効です。2つ目は、藻(コケ)の発生を防ぐためです。容器に光が入ると養液の中で藻が繁殖し、根を傷める原因になります。3つ目は、収れん火災の防止です。ガラスや透明な容器が太陽光を収れんして火災につながるリスクがあるため、必ずアルミホイルを巻くようにしてください。
水耕栽培の水替え頻度や水質管理についての詳しい解説は、こちらの記事もご覧ください。 → 観葉植物の水耕栽培|水替えの頻度・タイミング・交換サインを徹底解説
置き場所と温度管理

アルミホイルを巻いたら、日当たりの良い場所に置いて育てます。いちごは日光を好む植物なので、1日6時間以上日光が当たる場所が理想です。南向きの窓辺やベランダが適しています。
ただし、真夏の強い直射日光(特に西日)は養液の水温を急上昇させるため危険です。午後は半日陰に移すか、遮光ネットを使って光量を調整してください。
室内栽培の場合、温度管理もポイントです。いちごの生育適温は15〜25℃で、30℃を超えると成長が鈍化します。冬場の室内栽培では10℃以下にならないよう管理しましょう。日照が不足する場合は、植物用LEDライトで補光することも有効です。
→ 水耕栽培の観葉植物が冬に枯れる原因と対策|温度・光・水やりのポイント
日常の水やり管理

栽培を始めたら、2〜3日に1度、容器の中の養液が減ってきたら水を継ぎ足してください。継ぎ足しは養液ではなく、水道水で大丈夫です。常に、根の2/3程度が浸かるように水量をキープすることが重要です。

また、2週間に1度は容器の中の養液をすべて捨てて、新しい養液に全交換してください。養液をそのまま使い続けると、根から出る老廃物によって水質が悪化し、根腐れや病気につながります。水替えの際は容器の内側もスポンジで洗い、清潔な状態に保ちましょう。
第4章|いちごの成長と収穫までの記録
定植後〜4週間後:ランナーと花芽の出現

定植から約4週間後、ランナー(つる)が伸び始め、白い小さな花が咲き始めます。いちごの花は5枚の白い花弁を持つ可憐な花で、花が咲いたらいよいよ受粉の工程です。

この時期に出てくるランナーは、基本的にこまめに切り取ってください。ランナーを伸ばしたままにしておくと、株のエネルギーがランナーや子株の育成に使われてしまい、実の成長に向かうエネルギーが減ってしまいます。収穫を優先する場合は、花がついている間はランナーを摘み取り続けましょう。
ただし、栽培シーズンが終わり収穫が落ち着いてきたら、ランナーを伸ばして子株を増やすことができます。このランナーを使った株の増やし方については、後の章で詳しく解説します。
受粉のコツ(人工授粉)
花が咲いたら、綿棒や細い筆を使って花の中心をやさしく触れ、人工授粉をしてあげます。いちごは昆虫が受粉を助けてくれる植物ですが、室内栽培では虫が入らないため、自分で受粉を手伝う必要があります。
受粉のやり方は、花の中心(雌しべと雄しべが集まっている黄色い部分)を綿棒でくるくると優しくなでるだけです。1つの花ごとに綿棒を動かして、花粉が雌しべに届くように促します。複数の花が咲いている場合は、同じ綿棒で複数の花を次々に触れることで、花粉を移すことができます。
受粉がうまくいくと実がつきやすくなります。逆に受粉が不完全だと、形が歪んだ実や、十分に成長しない実になることがあります。花が開いている間(2〜3日程度)、毎日1回を目安に人工授粉を行うと効果的です。
5週間後:小さな緑の実の出現

定植から5週間後、花びらが落ちて中心部分に小さな緑色の実がついているのが確認できます。この時期は実に直接触れないよう気をつけながら、引き続き養液の管理をていねいに続けていきましょう。
実がついたら、ランナー(つる)はこまめに切り取ってください。株のエネルギーが実に集中するので、より大きく甘い実が育ちます。実が複数ついている場合、数が多すぎると1つ1つが小さくなることがあります。大きな実を育てたい場合は、弱そうな実や形の悪い実を早めに摘果(間引き)することも有効です。
7週間後:実が色づき始める

定植から7週間後、緑色だった実がうっすらとピンク色に変わり始めます。実が色づいてきたら、鳥や虫に食べられないよう注意しましょう。屋外やベランダで育てている場合は、防鳥ネットを張るか、容器ごと室内に移すと安心です。
実が重くなって茎が垂れ下がってきたら、茎を支えてあげると実が汚れにくくなります。土耕栽培では藁を敷くことが多いですが、水耕栽培では容器の口に引っかけた小さなネットや、ひもで茎を軽く支えてあげると良いでしょう。
8週間後:収穫のタイミング

定植から8週間後、実の先端まで全体が赤くなったら収穫のサインです。ヘタの部分が外側に反り返っていることも、十分に熟したサインの一つです。

収穫はハサミでヘタの上から切り取ります。ヘタに近すぎる場所を切ると実が傷みやすくなるため、ヘタから2〜3cm上の茎の部分を切るようにしてください。
色づいていても収穫を先延ばしにしすぎると、実がしわしわになったり固くなったりして味が落ちてしまいます。赤く熟したら旬を逃さず早めに収穫しましょう。

いちごは一度で終わりではなく、何度も収穫することができます。一つの株から春の間、次々と花が咲いて実をつけてくれるので、長い期間収穫を楽しめるのが魅力です。
第5章|いちごを甘くするコツ
甘くするコツ①|日光をしっかり当てる
いちごを甘くするために最も重要なのは、日光です。植物は光合成によって糖分を作り出すため、日照量が多いほど甘さが増します。南向きの窓辺や、1日6時間以上直射日光が当たる場所が理想的です。
日照が不足している場合は、植物用のLEDライトで補光することも効果があります。光量の目安は3000〜5000ルクス以上で、LEDライトを12〜14時間点灯させることで、日照不足を補えます。
甘くするコツ②|昼夜の寒暖差をつける
気温の寒暖差も甘さに影響します。昼間は20〜25℃程度に保ちながら、夜間は10℃前後まで下がるような環境を作ると、糖分が蓄積されやすくなります。春先の気候がこれに近く、いちごの旬が春である理由の一つもここにあります。
甘くするコツ③|養液の濃度管理
「実が色づき始めたら養液を薄めると甘くなる」という方法を実践する栽培家もいます。収穫が近づいたら養液の濃度をやや薄めにすることで、実の水分が適度に引き締まり、糖度が上がるという考え方です。ただし、極端に水を切ると実が小さくなったり硬くなったりするため、急激な変化は避けましょう。
甘くするコツ④|実の数を絞る
一株あたりの実の数を減らすことも、甘さを増す有効な方法です。たくさんの実がついていると、1つ1つに届く栄養が分散されてしまいます。特に最初の花から実になった1〜2個の実(一番果、二番果)は大きく甘くなりやすいので、数を絞って大事に育てましょう。
第6章|ランナーでいちごを増やす方法
ランナー(つる)とは
いちごは収穫が終わった後、ランナーと呼ばれる細い茎(つる)を横に伸ばして子株を作ります。このランナーを利用することで、苗を買わなくても翌年以降の株を自分で増やすことができます。
収穫が落ち着いたら(5〜7月頃)、ランナーをあえて切らずに伸ばしていきます。ランナーの節に小さな子株(ランナーから出た苗)が育ったら、その子株を別の容器に定植することで、新たな苗として使うことができます。
ランナーを使った子株の定植方法
ランナーから伸びた子株に根が出てきたら、そのまま水の入った容器に根を浸けて発根を促します。根がある程度育ったら、この記事で紹介した方法と同じように、スポンジに固定して栽培容器にセットし直せばOKです。
注意点として、ランナーから伸びた第一子株(親株に最も近い子株)は遺伝的に安定していて良い株になりやすいとされています。第二子株以降は少し品質が落ちることがあるので、できるだけ第一子株を優先して使いましょう。
親株から十分に子株が育ったら、ランナーの根元をハサミで切り離して独立させます。秋(9〜10月)に植え付けて、翌春の収穫を目指すサイクルが、水耕栽培のいちご栽培の基本的な流れです。
第7章|よくある問題と対処法(Q&A)
Q. いちごの葉が黄色くなってきました。何が原因ですか?
葉が黄色くなる原因はいくつか考えられます。最も多いのは養液不足(肥料切れ)、根腐れ、日照不足、低温のいずれかです。まず養液の濃度と水替えのタイミングを確認しましょう。2週間以上養液を交換していなかった場合は、新鮮な養液に全交換してください。根腐れが進んでいる場合は、根が茶色や黒く変色しています。患部を清潔なハサミで切り落とし、容器と水を完全に洗い替えた上で、薄めの養液で再スタートしましょう。
→ 水耕栽培の観葉植物が枯れる原因と対策|葉が黄色くなるのはなぜ?
Q. 花が咲いたのに実がつきません。
受粉が不十分な可能性が高いです。室内栽培では虫による自然受粉が行われないため、毎日綿棒や筆で人工授粉を行う必要があります。また、温度が高すぎる(30℃以上)と花粉が不活性化して実がつきにくくなります。温度管理を見直し、受粉を丁寧に行いましょう。
Q. ランナーがどんどん伸びてきます。切るべきですか?
実をつけさせたい時期はランナーを積極的に切り取ってください。ランナーを伸ばしたままにしておくと、株のエネルギーが分散して実が小さくなります。一方、収穫が終わり株を増やしたい時期(5〜7月)はランナーをあえて伸ばして子株を育てます。目的によって使い分けましょう。
Q. 根が黒くなってきました。根腐れですか?
根が茶色や黒く変色している場合、根腐れのサインです。養液の濃度が濃すぎた、水温が高すぎた、容器内の酸素が不足していた、などが主な原因です。患部の根を清潔なハサミで取り除き、容器を洗浄した上で、薄い濃度の新しい養液で再スタートしてください。エアポンプで養液に酸素を送り込む方法も、再発防止に効果的です。
→ 水耕栽培の根腐れ|観葉植物の症状チェックと原因・防止する4つのコツ
Q. 収穫後も株を翌年使い回せますか?
一季なりのいちごは収穫後に体力が落ちるため、翌年も同じ株を使い回すよりは、ランナーから育てた子株を新たな苗として使う方が収穫量が安定しやすいです。四季なりの品種は比較的体力が続くため、適切に管理すれば同じ株から複数シーズン収穫できる場合もあります。
Q. 100均グッズとハイポニカ液肥以外でも作れますか?
容器はペットボトルでも代用できます。2Lのペットボトルを横半分に切り、注ぎ口側を逆さにして差し込む「ペットボトルキット」も広く使われる方法です。液肥は「ハイポネックス原液」などの汎用液肥でも代用可能ですが、水耕栽培専用の液肥(ハイポニカなど)の方が、根からの吸収に最適化された設計になっているためおすすめです。
第8章|水耕栽培とは?WOOTANGが教える基本のおさらい
水耕栽培の基本的な考え方

水耕栽培は土を使わず、水や養液で植物を育てる方法です。農業・工業的な植物工場から、家庭の窓辺での小さな栽培まで幅広く応用されています。
水耕栽培の最大の特徴は、根が養液から直接栄養を吸収できること。土を介さないため吸収効率が高く、成長が安定しやすい傾向があります。また土を使わないことで、清潔に・室内で・虫を気にせず育てられるのが家庭向けの大きなメリットです。
→ 水耕栽培とは?始め方・育て方を水耕栽培専門店がわかりやすく解説
水耕栽培の基礎知識をもっと深めたい方へ
WOOTANGでは、観葉植物の水耕栽培を専門に取り扱い、水耕栽培に関する情報を多数発信しています。野菜の水耕栽培だけでなく、観葉植物やアボカドの種、球根なども水耕栽培で育てることができます。
100均アイテムを使った水耕栽培キットの作り方は、ダイソーグッズを使って330円から始める方法も紹介しています。
→ ダイソー100均アイテムで水耕栽培!330円で始める野菜作り完全ガイド
→ 豆苗・ブロッコリースプラウト・かいわれを水耕栽培で育てて収穫する方法
→ バジルの水耕栽培|100均スポンジを使った初心者向け栽培方法
→ 果物や樹木の種を水耕栽培で育てる方法
WOOTANGオンラインショップでは、水耕栽培で育てる観葉植物やサボテン、アボカドの種、球根などを販売しています。いちごの水耕栽培に成功したら、次は観葉植物の水耕栽培にも挑戦してみてください。











